釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

子供と学ぶ地域社会学③

ゆむしです



中学生のディスカッションで
学んだことは

学校で教わること以外にも
彼らなりに社会の情報を
掴んでいて
自分の見解を持っている子が
結構多いということ



周防大島町の移住・定住に関する
課題解決というテーマに対して…


「県からお金をもらう」🤣💦

現段階で大人が考える「最適解」を
見事に回答したこの子は
行政職員としては
もはや即戦力ですね



このグループの子たちは
地域の財政を自立させることが大事だと

「収入と支出のバランス」を
考えていました


気になったのは
「物々交換貿易」という付箋

収入・支出を考えられる子がなぜ?


…理由を訪ねて見ると
「お金の取引だと持ってる価値が減るから」
とのこと


なるほど
「円安」関連のニュースに
感じるものがあったんですね😅


この子に
「地域で働く人の収入を増やすには
 どうすればいいかな?」
と質問すると

「岸田総理にお願いする❗」と
即答されました

確かにテレビのニュースを見てると
そうなるかもね🤣

この子はインプットも
アウトプットも
本当にしっかりしている子でしたね

グループリーダーとしても
素晴らしいまとめ方をしていました✨



彼らの社会の見方は
どうやら
社会科の授業よりも
マスメディアからの情報に
影響を大きく受けている
傾向がありそうです


もしかすると
ヤフーニュースにコメントしている
あまり頭のよろしくない
ヒマな大人たちの
ヘイト発言なども
子供たちは見ているのかもしれません



ゆむしが彼らくらいの歳の頃
インターネットなんて
ありませんでしたが

そういう部分を感じ取って
大人の言うことを全く信用せず
斜に構えて
目上の人を見下すような
クソガキに仕上がってしまいました💦



まあ大人になると結局
人間の汚い部分も知ってしまうので
遅かれ早かれという部分もありますが

彼らの視線の矢面立つ
学校の先生たちは
大変だなと思いますね😥

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子供と学ぶ地域社会学②

ゆむしです



全校生徒60人くらいの中学校


初日のグループワークは
「マンダラチャート」を作りながら
たくさんアイデアを出す中で
優先順位や可能性の高いアクションを
絞っていく作業です


ゆむしの担当は
2グループ12名

「移住・定住」をテーマに
どうすれば町が活性化するか

付箋がたくさん貼り付けられる中で
彼らが欲しているものや
物足りないと感じているものが
浮かび上がります

…コンビニ増やしたいんだな
…遊ぶ場所が欲しいんだな


これを知るだけでも
私たち大人は勉強になりますね



付箋を貼って
たくさんアイデアが出たはいいけど
そこから先をどう掘り下げていいか
迷っている様子

大島が賑やかになりそうなものが
たくさん並んでいますが
SDGsに絡めるにはもう少し
具体化が必要


どうやら2グループとも
テーマパークを作りたいようですね😊



ここで彼らに第1ヒントを出します


・移住で大島の人口が1人増えれば
 その人が住んでいた地域の人口は
 1人減ります。
 持続可能な社会にするには
 どうすれば良い?


…ちょっと難しいかな


ただ驚くことに彼らの反応は速く
「インドの人に移住してもらえば?」と

人口が増えている国として
習っていたんですね😆


大人ならすぐ
「東京一極集中」「地方と中央の格差」が
思い浮かびますし

ゆむしも最初のステップとしては
東京や大阪からの移住という
発想を想定していましたが
ポーンと飛び越えてくれました


彼らはなんとなく
首都圏にお金を稼ぐ力を集中させることで
日本経済の柱を作っていることに
気付いていたようです


ここから彼らの思考が開花します

貧困に苦しむ国の人がテーマパークで
働けるようにする

…で止まらないんですよね



「世界中の天才が集まる大学をつくる」

彼らはワールドクラスの頭脳を
大島に誘致しようと言い始めました

驚きましたね💦


できるできないは別として
普通の大人が考えもつかない
究極のアイデアですよね


彼らが描く周防大島には
世界と直接繋がる空港があり
人材育成のための大学があり
テーマパークには雇用と集客があり

海水を汲み上げて山頂から滑る
ウォータースライダーがあり
海岸を一周しながら
景色を楽しむロープウェイがあり
空き家を使った「猫カフェ」や
「ウリ坊(小イノシシ)カフェ」があり
猪が大きくなると
食用になるとのことです😆

猫や猪に病気が流行らないように
大学には獣医学科があり
学生が動物たちを管理して…

ひとりの子がボソッと
「私獣医になりたい」と

なんとそこに
自身の参画をイメージしている
子もいたんです




…お前ら

説明書なしでスマホを使いこなし
物心ついた頃から世界中の情報に
触れてる世代は

大人のディスカッションのレベルを
1ヒントで超越してくんのか

子供扱いしてごめんよ💦

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子供と学ぶ地域社会学①

ゆむしです



町内の中学校から依頼があり
総合学習の授業に参加しました

1〜3年生混合のグループを作り
地域の課題について話し合うので
議論を活性化させる役割として
地域の大人を参加させようという試み

教科の授業はマニュアルがありますが
地域についての学習プログラムは
各学校で内容を設計する必要があるので
先生たちも一生懸命です


まあ、こういう役割でお声かけ頂けると
地域おこし協力隊としては
有り難いですね☺



ちょっとワクワクで
先生から事前にプログラムの
説明を受けました



地域の課題をどうやったら解決できるかを
みんなで考えましょうね🎶

テーマは………「移住・定住」

え❓
本気で言ってんの❓


国会議員や政府
全国の自治体の立派な大人たちが
毎年莫大な税金を使いながら
大した成果を出せていない超難題を

つい最近までランドセル背負ってた子たちに
投げかけるという💦


……とんでもないチャレンジです

しかも「SDGs」と
シビックプライド」を
絡めて考えさせるというので
もはや大人でも黙ってしまうレベル

さらに「移住」と「定住」
意味もターゲットもアクションも違う
2つの言葉が
ごっちゃになった状態で…



ただこのビッグテーマを選んだ
先生の勇気には
拍手を贈りたいところです😆

無難な道も選べたはずですが
敢えて生徒を前にして
大人がブーメランを喰らうリスクを冒し
火中の栗に手を伸ばす…

これこそが活きた教育と
言えるかもしれません



文系の大学を出て
社会人教育やビジネスセミナーにも
ある程度馴れているゆむしですが

さすがに中学一年生でも理解できるように
分岐点でヒントを出しながら
彼らのアイデアと力で
このハイレベルな問題の本質に
辿り着いて貰えるよう
誘導せよというミッションは

ちょっと震えますね😅



SDGsに関しては

そもそも戦争のひとつも止められん
めちゃくちゃ不公平な機関
「国連」で決められただけで
読む前からキレイ事とわかる上

あの胡散臭い言葉の羅列の後に
現在の大国、大資本の
思惑がバリバリ透けて見えるが故に

普段から読み込み
矛盾点もだいたい把握しているゆむしですが



今の日本の子供たちの心には
ある程度響いているだけに
今回はそれを
ぶっ壊す訳にはいきません


ここでしっかり本質と向き合い
考える経験をすれば
将来改めて読み直した時に
あれ?おかしいぞ?と
彼らはちゃんと気付いてくれるかもしれません


それを信じて
個人的なジャーナリズムは
封印しておきましょう😋

ただ2030年なんて
もうすぐなんですけどね

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山陰遠征②

ゆむしです



島根県浜田市
ご当地料理を求めて
やってきたのは…


「植本屋支店」さん

ランチメニューが
大衆食堂っぽくなっている
居酒屋さんで

カウンター奥のおでんからは
お出汁のいい香りが流れてきます


外観は年季入ってますが
中は清潔感のある
キレイな空間で
初来店でも安心


お目当ての
「バトウ」フライ定食も
バッチリありますが

注目はメニューの下の方に…

「ぼべめし」という
聞きなれないメニュー名



これがゆむしの
浜田一番のお目当て
究極のご当地めし

この名前を知ったのは
もう何年も前の
秘密のケンミンショー」でした


そこらへんの海辺の
岩や消波ブロックに
大量にへばりついている
「ヨメガカサ」や
「マツバガイ(ジンガサ)」などの
小型の一枚貝

これを浜田の人は「ぼべ」と呼び
「ぼべ」を入れた
炊き込みご飯が「ぼべめし」
ということです


これが「ぼべめし」

優し~い磯の香りが立った
シンプルな炊き込みご飯で

「ぼべ」を噛むと
アワビのような旨味が出てきます



バトウフライ定食
白飯→ぼべめしチェンジ


バトウフライは
ふっくらジューシー

やっぱり正体を明確に意識して
白身フライを食べると
全然美味しさが違いますね✨


胡散臭い「エコマーク」の付いた
パンガシウスという養殖輸入ナマズ
皆さん好んで食べていらっしゃいますが

日本近海には
もっと美味しい地魚が
たくさん泳いでますよ~


ノドグロや海鮮丼もいいですが

浜田でしか食べられない
最高の「ご当地めし御膳」は
多分コレでしょうね



大満足して腹八分目

十五分目まではまだ余裕があるので🤣
港に戻って…


ランチピークが終わりかけの
人気定食屋さん

「石州まる姫食堂」さんへ


頂いたのは
「大あなご唐揚げ定食」


「大あなご」とは
クロアナゴではなく
大きく育ったマアナゴで
これも浜田の名物です

「オロチアナゴ」という名称で
1m級もブランド化されていたりしますが


推測するに
お寿司屋さんで使いやすい
人気サイズのあなごは
都会に出荷し

規格外の大きさで
値が下がってしまうものを
地域消費するという
戦略のような気がします


だとすると
「魚価最大最適化」のアクションとしては
素晴らしいモデルですね


そして「唐揚げ」で食べるには
ペラペラの穴子は適さず
肉厚のデカいヤツだからこそ
成立するレシピです


「大きすぎる」という
市場が嫌がる個性を
魅力に変えて売り込むという
逆転の発想…

この港には間違いなく
敏腕プロデューサーがいますね


「大あなご唐揚げ」は
美味しくてインパクトがある
素晴らしいメニューですが

あなご自体の脂の旨味を
さらに活かすには
タルタルソースではなく
油淋鶏ソースや
おろしポン酢なども
アリかなと思いました


それにしても
まる姫食堂さんは
2軒目でも楽々完食できるレベルの
美味しさで
行列ができるのも納得

次回来ることがあれば
山盛りの鶏から定食が
食べたいですww



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山陰遠征①

ゆむしです



日帰り社会見学
今回は島根県に突入します


中国地方屈指の大規模港にして
低利用魚活用や水産加工に関して
活発なアクションのある
水産振興に関わる人間の
ベンチマーク対象としては最適の港
「浜田港」


片道180kmのロングドライブ

島を出て山へ向かって北上
玖珂~錦~六日市を通って
益田で日本海に抜けるルートで
約4時間



瀬戸内ではほぼ見られない
「水平線」が
キレイに見えています



まず向かったのは

観光市場
「はまだお魚市場」

浜田港の集客施設としては
ここがメインで

フードコートや物産館があり

鮮魚活魚の中卸業者から
一般客も買い物ができたりします

「道の駅」のように
色々と楽しめる観光拠点ですが
その浜田港を見下ろす高台に



大きくてキレイな道の駅
「ゆうひパーク浜田」が
どーんと建っています



この日は平日だったんですが
週末はたくさんの
観光客が訪れる
魅力的なエリアであることが
よくわかりますね✨



港の右奥に見えるのが
「瀬戸ヶ島」

釣り場として有名な
「オバセの波止」があって

浜田は釣り客にも人気の町に
なっています



さて

ゆむしの日帰り弾丸ツアーといえば
メインは「メシ」ですね

浜田グルメといえば…

トーシロー感覚だと
ノドグロ」「ズワイガニ


…ただ、そんなもんは
金さえ出せばどこでも食えますし

むしろ東京の方が
飲食店のレベルが高いから
産地より旨かったりします



どうせなら
浜田でしか食べられない
ちゃんとしたご当地グルメを味わいたい


ということで
今回のターゲットは

「バトウ(マトウダイ)」と


あと一品
是非食べてみたい
究極の浜田めしがあるので

観光エリアを離れ
街中に向かいます

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クルマエビ見学

ゆむしです



上関町にある
光・熊毛地区栽培漁業協会

昨年も個人的に
見学させて頂いたのですが

今年は
やまぐち地産・地消応援団
「#ぶちうま100」の
産地見学会での視察です


参加者は20名くらいで
皆さん真剣に取材されています


今回は地元ローカルTVの
取材も入っていました


当日の夕方の情報番組で
放送されたのを見ましたが…

本質を外したトンチンカンな
まとめになっていましたね🤣

やっぱり大切な情報は
ちゃんと興味と使命感を持っている人が
伝えないといけませんね



マチュアの皆さんの方が
よっぽど「ジャーナリズム」しています

最近ではネットニュースも
一般人のSNS引用ばかりですから
プロのジャーナリストはもはや
絶滅の危機なのかもしれません



今回は試食も3パターン


刺身


串焼き


茹でエビ


茹でエビがいちばん美味しいという方が
多かったのは
非常に興味深いところです😊



お土産というか
宿題というか

有り難いことに今年も
クルマエビを頂きました😆✨


昨年やらなかったメニューをと

ヤンニョムセウ


生春巻き風握り寿司


…そして

味噌漬け車海老


大手水産会社が商品化している
レシピだけに
これは安定の美味しさです

殻まで食べられるのが
ポイント高いですね



やはり素材が高級なだけに
その付加価値を活かすレシピが
大切だと感じます

絶対に美味しいはずですが
「エビチリ」にする勇気は
ないですねwww

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未開のご当地グルメ

ゆむしです



広島で
前々からちょっと
気になっていたメニューが
ありまして

ご当地グルメ」には
なっていないのですが
コレが美味しいよというお店が
ポツポツとある

…それが「ビーフカツ」



高温でサクッと揚げた
中がレアの「牛かつ」とはまた違う
デミソースが
たっぷりかかったヤツ


きっかけは



大和ミュージアムを観に
呉に行った時食べた


「田舎洋食いせや」さんの
特製かつ丼
一般的なかつ丼とは違い
ビーフカツにデミ系ソースだったこと

洋食と海軍との繋がりは深いので
もしかすると
呉から北の山側に入った
東広島エリアのビーフカツは
その影響かもしれません



広島市街から東広島方面に
国道2号を走り安芸中野を
越えたあたりにある
「カグラテン」さんは

洋食系が美味しいと話題の
定食レストランで
外観からも判るように
結構古くから
営業されているようです


ビーフカツ定食


たっぷりと衣に染み込んだ
デミソースは
少ししょっぱ目の濃厚系で
ごはんに合います

トラックがたくさん通る道なので
ガテン系客層好みに
寄せた味付けかもしれませんね



そして東広島
西条の駅前エリアにある

「くろんぼ屋」さん

平日でも開店前から
行列ができるような人気店で
地域のソウルフード的な扱いです


お肉系のプレートに
オリジナルデミソースというパターン


これがビーフカツ

駄菓子の「ビッグかつ」くらいの
絶妙な薄さで
無限に食べられますww


ソースはインパクトがありながら
どこかさっぱりしていて

シチューのように「飲める」
レベルの美味しさ


当然ごはんにも合いますよ



やはりこの
「デミソースひたひたビーフカツ」は
広島県中部の
ご当地グルメと呼べる
ストーリーが埋もれてそうな
気がします

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