釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

激安の国産牡蠣①

ゆむしです



牡蠣は高いです
特に国産は高いです

牡蠣専門店じゃなく
業務用で使うなら
お値段的にも
韓国産が現実的かもしれませんが

国内で「安い牡蠣」に挑戦している
地域海域があるとすれば
やはり広島だと思います


そもそも牡蠣は非常に
繁殖力の強い生き物で
形状や質にこだわらなければ
岸壁や消波ブロックなどにくっついて
勝手に湧いて育ちます

ならば何故高いのかというと
「品質」を上げるのに
コストがかかるからです


広島の場合は
長いロープにホタテ貝殻を通し
ホタテに付いて育った牡蠣を
クレーンで釣り上げ
ガラガラガッシャンと洗浄機にかけ
フジツボや海藻など不純物と一緒に
ホタテ貝殻の間隔を空けるために
ロープに通していた
プラスチックパイプも
海に流してしまいます

ここの分別をもっと丁寧にやるなら
価格は上がる

このプラスチックは
海洋ゴミ問題を論じる際に
よく槍玉に上がりますが

ある意味国産牡蠣が安く
食べられることの代償でもあります

もちろん海にプラスチックが流れることが
良くないという人が殆どですが
牡蠣の価格にそのコストが加算されても
その人たちが消費者として納得して
購買するか否かは別問題なので
難しいところです



あまりコントロールせずに育てると
強い個体は大きく育ち
弱い個体はあまり成長しないので
大きさにバラツキが出ます

大きさ不揃いの剥き身牡蠣が
冷凍で安く流通する
これが実はイイ食材なんですよね


もうちょっと高く評価されても
良い気がしますが…

やはり粒揃いの高い国産牡蠣の次は
「粒揃いの外国産」になります

日本人は本当に
「規格が揃ったキレイな製品」が
大好きですからね


…つづく

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