釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

食のトレンドがやってくる

ゆむしです



最近山口市内オープンした
ハンバーグ屋さんに
食べに行きました


その名も
「挽肉ノ玉ヤ」


鉄板ではなく炭火焼きのハンバーグ

牛100%で中がレアでも
食べられるパターンですな


基本のハンバーグ定食は
1,300円と、まあまあのお値段に
感じますが

80g×3個=240gの
100%ビーフと考えると
良心的な価格です


大阪本町に
「挽肉マニア」という
お店があって
同じようなシステムなので
何らかの関係はあるのでしょう


とにかく山口県では珍しく
近代的な商品と
オペレーションw



卓上に薬味として
塩ガーリックや
刻みわさびなどを搭載

ごはんはおかわり無料です


そして目の前に置かれるのが…

シンプルでありながら
魅力は十分なハンバーグ


ちなみに写真奥の木の棒が
「2」を上向きに置かれているのは
「あと2個提供しますよ」の
目印です

何個目なのかを
確実に把握する工夫ですね


割るとこんな感じ

レアが苦手な人は
断面を炭火で追加焼きしながら
食べてもOK

スタッフさんがちゃんと見ていて
食べきったタイミングで
次を提供してくれるので
焦る必要はありません


肉肉しさはしっかりあるものの
下味は結構薄味なんで
薬味などを使って
味を調整しながら楽しむ仕組み

なるほど
コレを「美味しくない」という人がいたら
それは多分
食べ方のセンスがないと
発表しているようなもの
かもしれませんねww

やろうと思えば
一口ずつ味変も可能


そしてメインイベントは…

卵黄TKG

映えますね~✨


玉子もデフォルトで
1個ついてるので
追加料金なしでコレできます


結論としては
かなりお気に入りの店になりました

山口県では珍しく🤣
スタッフさんのトレーニングも素晴らしく
活気があってサービスレベルも高いです


やはりたまには
ちゃんとした「QSCA」に触れないと
フードビジネスの感覚が
衰えてしまうので

こういうベンチマーキングが
必要ですね😊

にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

もちろん爆食弾丸ツアー

ゆむしです



先日の松山上陸は3回目

過去2回は
市街地滞在時間4時間半で
ガッツリ3食食べるという
食い倒れツアーやってます


1回目は
ラーメン
カツ丼
鍋焼きうどん

2回目は
カレー
ラーメン
カレー



さすがに今回は…
……もちろんやってますw


前回ご紹介の
サイフォン抽出ラーメン
「麺と向かって鰹」さんの後



即大街道の「つけ麺蔵木」さんで
牛モツつけ麺

濃厚なもつ鍋のようなスープで
めちゃくちゃ旨い🍴😆✨



そこから道後温泉まで歩きまして
カロリー消費



お土産も買って



コーヒーブレイクを挟んで



「唐揚げ食堂ごいち」さんで
カリっとジューシー
モモかつ定食(ごはんおかわり1回w)



もはやこういうスポーツを
やってるような感覚

宿泊の予算があるなら
その分も
ジャンク飯に突っ込む

それが爆食弾丸ツアーです🤣

にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

衝撃の理系ラーメン

ゆむしです



対岸に珍しいラーメン屋さんが
できたと聞いて

渡っちゃいました


松山市駅近くの

「麺と向かって鰹」さん



サイフォン抽出?
…そう
コーヒーのアレですよ

お湯が上に上がって行って
コーヒーになって降りてくるアレ



ゆむしは文系なので
物理の流体力学なんてもんは
理解できてませんが

それをラーメンスープに使うとのこと

ますます意味がわかりません💦



ただ、お店で一目みたら即
理解できました

「その手があったかぁ~」
と、感心というか感動



こういうことです


注文を受けてから
1杯分ずつ
スープに鰹出汁を抽出する

鰹の香りがふわぁ~っと
広がった直後に
提供できるという訳



メニューはシンプルで

見た目もシンプル



トッピングが別盛りなのは
おそらく
スープ抽出から最短時間で
提供するため


なのでまずはトッピングなしで
スープをひとく…

まだ口に入れてないのに
もうめちゃくちゃ旨い


この最高の香りを体験したのは
うどん屋でバイトしていた
学生時代以来

デカい寸胴を抱えて
熱々の出汁を濾してる瞬間の
あの「ロウリュ」の中でしか
感じられないレベルの香り

…そこからはもう
最後スープ飲み干すまで
没頭ですわ



ちなみにトッピングを乗せると

こんな感じで
銀座で食べるラーメンみたい


とにかく久々に衝撃的な満足度の
ラーメンに出会いましたね


麺魚さんや錦さんもある
松山市街って実は
めちゃくちゃ魚介系ラーメンの
レベルが高い街かもしれません

にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

温泉むすめ

ゆむしです



「温泉むすめ」

ご存知でしょうか?


ウマ娘
艦娘
モーニング娘
鉄骨娘ww

むすめは色々いますが


全国各地(実は台湾まで)の
「温泉地」に
それぞれかわいらしい女の子の
キャラクターをつくって
PRするという企画で
地方創生のプロジェクトとのこと


観光庁が後援
つまり政府公認ですから
萌え系企画としては画期的かもしれません

スポーツ文化ツーリズムアワード2021で
「新しい観光賞」も受賞しています



面白いのは
「温泉むすめ」というコンテンツを
積極的に活用している温泉地もあれば
そうではない温泉地もあること



自治体が公認キャラクターにしたり

二次元キャラクターにもかかわらず
観光大使」に任命されたり

地域の「看板娘」として
活躍しているコもいます



山口県では湯田と長門
キャラクターが設定されていますが
残念ながら特に何も動きがありません



なので対岸の愛媛松山

道後温泉


道後泉海(どうごいずみ)ちゃんを
見に行ってきました


道後温泉観光案内所には
泉海ちゃんのパネルがあるだけじゃなく


温泉むすめファンが
他の温泉地で買った温むす缶バッジを
絵馬のように奉納している場所が
あり

国内旅行に
新しい観光動線ができているというか

目的地としてライバルだった
各温泉地が
繋がっています

これは凄いことですよ‼️


温泉街の商店が
キャラを使った
オリジナルグッズを作ろうと思えば
デザインしてくれるらしく

もちろん有料ですが
高くはないと
観光案内所の方が
おっしゃってました

実際に道後温泉のだんご屋さんが
だんごを持った泉海ちゃんの
缶バッジを製作していて

缶バッジきっかけで
温泉むすめファンが
だんごを買ってくれるように
なったそうです


何が素晴らしいって

コロナで集客が減ったことに対して
自力で足掻こうとせず
政府の支援を当てにしているだけの
事業主、地域組合、自治体だらけの
現在の日本で

キャラクターを活用しながら
自らの力で、新しい繋がりを築き
打開しようという動きがあることは
大きな希望だと感じます


キャラはただの画であっても
そこに繋がりや奥行きをつけ
キャラのファンが地域のファンになることを願い
キャラの世界観に
歩み寄って行った地域の
ポジティブな雰囲気を
肌で感じました


こういったアクションも
地域の魅力を磨くことのひとつですね

にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

店頭デビュー

ゆむしです



周防大島産の貝で作った
プロトン凍結の
シーフードミックス

ついに一般消費者向けの
小売り販売まで漕ぎ着けました


f:id:ossanshimaiju:20220417183055j:plain

町内の道の駅
直売所コーナーでの
委託販売になります



f:id:ossanshimaiju:20220417183249j:plain

200g入りで消費税込790円

販売手数料や
加工施設の維持管理費用など
色々な費用がありますので
そんなに安くはできませんが


タイラギ、スダレガイなど
一般市場流通の少ない
地域の海産物だけを使った
シーフードミックスが
なかなか他にはないという意味では
ご当地グルメ」的な
付加価値はあるような
気がしています


やっぱり売れ行きという形で
お客さんの反応を確認できる
販路を持てたということは
今後強い武器というか
マーケティング力の向上に
なると思いますね

これは大きな一歩です


ハッキリ言って
単純にシーフードミックスとしての
価格だけで考えるなら
原料は外国産で
海外工場で大量生産し
スケールメリットを活かせる
大手メーカーさんの商品で十分ですし

ゆむし自身も元々は
そちら側の考えを持つ人間です



食材の大部分を輸入して
たくさん無駄にして捨てて
競争に負けている農家や漁師を
莫大な税金を投じて延命し
いつしかその税金を
当たり前の権利と勘違いし
生産者が企業努力をしなくなった国日本



公設市場が評価しないような
サイズやケースの揃わない貝
貝殻に割れがある貝を
「ロスゼロ」商品に加工して
消費者にプレゼンするチャレンジに
込めた問いかけは

日本の農林水産業って
本当に国民に必要とされてるの?

…という
結構大きなテーマです



ゆむしが地方で「水産振興」に関わり
知りたかったこと

国産食材とか特産物、ご当地食材は
税金使って守る価値があるほど
必要とされてるの?

…ということ



ご当地食材をPRするための
行政の部署や◯◯協会、◯◯協議会は
地方には腐るほどありますが

実際にそこの担当者さんと話をすると
「あれ?この人自身は食べてないんだ」
というのがすぐにわかります

ただ活動の予算が当てられているから
担当職に任命されたから
やらなきゃいけないんだろうなと

東京でそういうモヤモヤを感じたことも
移住を決めた理由のひとつです



不要なら公のお金はもっと別のことに
使うべきだし
必要なら必要とされている方向に
向かうアクションをする人を
集中的に支援し
向かわない人とは区別すべきだと思います

状況が好転しないのは
費用対効果の高いアクションに投資を集中させないからですから

やる人もやらない人も
一律に補助されるなら
やらない方が得策になる
それが衰退のメカニズムです



実績として人気のない国産食材から
人気のない理由となる要素を排除すれば
消費者は買うようになるのか
実はそういう実験でもあるんです

「時短が…」「生ゴミが…」
「捌き方が…」という
課題をなくした
「冷凍シーフードミックス」なら
どう反応するのか



地域活性化の活動は
表面上は称賛されたり
応援されたりしやすいんですが

そうして強化した
仕組みや商品やサービスを
その人たちが
使ってくれるのかどうかは
また別問題



ニーズをしっかり見極めるためには
イベント的なことではなく
やはり日常の市場に入らなければ
なかなか真実は見えてきませんね

その為の販路ができたということは
大きな前進です



仕組み、サービス、商品が
地域のニーズに合っていないなら

やり方を変えるか
地域を変えるか

そういう選択肢がまた出てきます

にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

贅沢じゃない中での贅沢

ゆむしです



グルメは上を見たら
キリがありません

最高の食材に
最高のアイデア
そして最高の技…

当然ながらお代金も
何万円、何十万円という
世界になっていきます


ゆむしはそういうジャンルには
興味がないというか
興味を持てるレベルの
経済力がないというか🤣


でも大衆食という
範囲に限っては
自分で言うのもなんですが
結構グルメな方です



例えば
「ブロイラー」を使った
「唐揚げ定食」の中での
最高クラスを求めて…

みたいなことは
大好きなんですよ


ゆむしの住む周防大島から
日帰りで行ける範囲で

東側で唐揚げ定食の名店といえば

広島廿日市

「手しごとや おいちゃんち」


f:id:ossanshimaiju:20220414211321j:plain

なんとコレで850円という衝撃


f:id:ossanshimaiju:20220414211407j:plain

かなり大振りなカットながら
7個も山積みで
どっしりとした
ジューシー唐揚げ

味付けが絶妙なんで
何も付けなくても
最後まで飽きません

コスパがとにかくえげつない
名店ですね



そして西側の雄
美祢市
「お食事処やまむら」

ゆむしがたまに
バス釣りに行く
ダムの近くです


f:id:ossanshimaiju:20220414211754j:plain

唐揚げ定食としては
ちょっと高めの1020円

ですがこちらの唐揚げは
クリスピーとジューシーの
バランスがスゴい


f:id:ossanshimaiju:20220414212535j:plain

カリカリサクサク
何個でも食べられるタイプの
ライトな唐揚げ

味も薄味で
からし醤油を付けて
食べるスタイル



おいちゃんちとやまむら
どちらも大人気店なので
ピークタイムを外して行くことを
オススメします


にほんブログ村 その他生活ブログ 街づくり・地域おこしへ
にほんブログ村

ルールがあるなら

ゆむしです

 

 

長らく火種が燻っていた

ロシアのウクライナ侵攻は

ついに戦争になっちゃいまして

結構長期化しそうな雰囲気です😢

 

 

そもそも戦争には国際ルールがあります

ということは

ルールに則ってやるなら

外交の手段としては

認められているということです

 

兵器の製造も輸出も

平時の産業として成立しています

 

ルールがあって

道具が作られて、売られている

……そりゃ、起きますよ

起きないと思うことが不自然

 

 

そして厄介なのは

ルールを決めている人間と

プレーヤーは違うということ

 

「兵士」は戦争のルール上

「殺しても良い存在」になります

 

兵士にとっては

自分が「殺されても良い存在」に

なるということ

それが戦争です

 

「何の罪のない女性や子供にまで被害が」

という表現がありますが

成人男性に罪がある訳ではありません

それでも

「殺されても良い存在」に

なってしまいます

 

 

それがルールで決められた合法な外交で

兵士はルール上

「殺されても良い職業」なんです

 

 

…自分がもしそうなったら

正気でいられるでしょうか?

 

略奪やら拷問やら強姦やら

安全な日本で聞くと

「酷いヤツらやなぁ…」と

思いますが

 

(逸脱行為を擁護する訳ではありませんが)

自分だったらPTSDになりながら

数秒後に死んでもおかしくない状況でも

ルールに則り紳士的に

戦争をプレーすることが

できるでしょうか?

 

 

人の命を奪う戦争

その罪をみんな負いたくないので

「罪人」を定義したがります

 

「勝てば官軍」は

そういうことです

 

 

◯◯人は悪いヤツ

◯◯民族は悪いヤツ

◯◯主義国家は悪いヤツ

◯◯教徒は悪いヤツ

◯◯大統領は悪いヤツ

戦争が終わるとコレが残り

この感情こそが

次の戦争を生むんです

 

 


f:id:ossanshimaiju:20220414000152j:image

私達日本人も

他国との国力差が

開いてしまうことを恐れ

侵略戦争に進んでしまった

歴史を抱えています

 

なんとなく

今のあの国に似ている部分も

あるような気がします

 

 

他人事として正論を語るのは簡単ですが

自分たちと重ね合わせて

真剣に考えないと

歴史は繰り返す…ことにも

なりかねませんよね