釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

こんなご馳走もあります

ゆむしです



改造したミニ四駆のような
独特のフォルム
触った感じは
伊勢海老のような
ゴツゴツの固さ

甲冑のようです

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「ウチワエビ」という海老で
最大で25cmくらいになる
中型の海老


実はこの海老も
この海域でよく獲れ
人によっては
「伊勢海老より旨い」という
評価もあります



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洋食で登場するとこんな感じ
(周防大島 GrandCafe Seabreeze)



見た目がコレで
伊勢海老に近い味なら
超高級食材?

いやいやこれが
港の直売所で買うと
に2匹で500円


もちろん豊洲あたりで仕入れると
高級な部類に入りますが

ご当地食材が
卸売市場を経由せずに
地元で売られると
こんなもんです

何せ余計なコストがかからないから


地方の港で魚を買うと
「何でも安い」と
勘違いしている方も多いと思いますが
実は違います

一般的に人気のある魚は
市場に出しても高値で取引されるので
その価格を参考に値付けすると
スーパーの魚屋さんと
さほど変わらなかったりします


ただ、あまり市場に出回らない魚は
参考になる価格例が少ないため
余るよりは安く売り切りたいという
思いから
激安目玉商品になりがち
そういうロジックがあります


どうせ観光客しか来ないから
極限まで高く売ってやろうという市場も
有名観光地には見受けられますが

そういう施設はこの一年
インバウンド関連需要の崩壊で
痛い目を見ていますね


地方の直売所で
特に地域の住民が利用する施設は
常に良心的な価格

旅先で見分けるポイントは
「平日もしっかり営業している」こと

週末しか開けない
イベント的な市場は
ちょっと要注意ですね


後はやっぱり
「売っている人の人柄」で
判断してください

「海の男」といえば
くわえ煙草で柄の悪い…
というのは昔の話

美味しく食べて満足してもらいたい
という思いは
必ず立ち振舞いに現れます

見た目は三國志に出てくるような
屈強な大男でも
表情や話し方からホスピタリティが
読み取れますので(笑)



さて今回のウチワエビですが

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一匹が抱卵していました

ウチワエビの産卵期は
秋だと認識していただけに
ちょっとびっくり

まだまだ海の中には
謎が多いと改めて
実感しました…



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お味噌汁と


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お刺身で頂きました



甘味があって
舌触りもなめらか
絶品の海老です

伊勢海老を超えるか
…と言われると
微妙なところですが

値段で考えると
ぶっちぎりの圧勝ですね


山口といえば「下関の河豚」が
真っ先に思い浮かびますが

本当の山口はもっともっと奥深い
下手すると
長崎や富山に匹敵するような
シーフードパラダイス
なのかもしれません


ちなみに下関は水揚げの港で
対馬や韓国近海の魚が集まります
有名どこれはアンコウやノドグロ

河豚の養殖に関しては下松が盛んです


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