釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

らしくない料理を

ゆむしです

 

飲食の仕事を20年ほど

調理ももちろんやってきましたが

 

ゆむしは

プロの「料理人」ではありません

腕を磨くというより

楽しみ方とかストーリーを

追究してきた感じです

 

逆に

パートさん、アルバイトの学生さんでも

美味しくできる工程が大事なので

意識的に

料理人の技能とは距離を置いてたというのは事実です

 

 

最近、移住して自炊するようになり

ふと思った

 

美味しくするために

味を足していく

それは自然にやってる

「足りない味」には

ある程度敏感というか

「この味足せばもっと美味しくなる」

…というのは良く考える

 

ご当地調味料とか

初めて食べたものを

「コレは○○につけたら旨そう」

…というのも好き

 

ところが

「減塩」とか

そういう視点から

「最低限で味付けする」

というのは苦手

…というか

そういう発想がなかった

 

管理栄養士さんとか

そういう人の分野かと思ってた

 

ジャンクフード大好きのゆむしですが

ちょっと試してみました

 


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あっさりチャーシュー

 

チャーシューとか角煮

バラブロックを圧力鍋でとろとろに…

白メシに乗せてガツガツ

…といういつもの発想を

今日はちょっと封印して

 


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今日はモモのブロック

あんまり柔らかくなるイメージがない…

何かに漬け込むか…

いや、むしろ柔らかくない方が

崩れずに薄く切れるから

食感が良いという考え方で…

 

得意の「屁理屈」で発想を変えていくw

 

下味を…

 

結局煮るからという理由で省略しようか

足りないなら

盛り付けてからブラックペッパーでも

なんとかなりそう

 


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…らしくない😥

 


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圧力鍋もやめて

煮る時間を短く

 


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何か「鶏ハム」みたいにあっさり

…らしくない😥

 

が、

スライスして煮汁を絡めて食べてみると

 

確かにチャーシューとしては

パンチがない

脂の甘味も少ない

 

…というのが逆に

 

ホースラディッシュ

スイートチリソース

タン塩の刻みネギのやつ

レモスコ

 

コレを足せば旨いぞというパターンが

ポンポン溢れ出る感じ

 

「豆腐に合う薬味は?」

みたいに、ほぼ無限に考えられるような

 

「ベース」としてのチャーシューができた

そうすると

食べ方のレパートリーでさらに楽しめる

 

いつもは

調理中に味付けが楽しくなって

完成かもしくは

それを超えるくらい

足し算しちゃってました

(山椒とか楽しすぎてね…)

 

 

なるほど

「余力を残す」ことも

大事なのねと

何かを少し

学んだ気がした

週末の昼下がりでした