釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

速さと量

ゆむしです



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久しぶりに
筆ペンを手にして
居酒屋メニューに近いものを
描きました

ゆむしの地域おこし協力隊としての
ミッションは「水産振興」

お店で魚料理がもっと売れるように
お手伝いすることも
大事なお仕事です



ゆむしは今でこそ
ぺんてるカラー筆ペン
「アートブラッシュ」を
使った挿絵や筆文字の
メニュー描きを得意としていますが

これを始めたのは
約2年前
新橋の海鮮居酒屋にて

実はつい最近の話です



最初の一枚はコレ

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まあまあひどいクオリティ…

魚の挿絵が「死骸」状態(笑)



そもそも
一枚目を描いた時は
挿絵を含めて毎日描こうとは
思っていませんでした



試験的に一週間くらい続けると
「本日のおすすめ」メニューの
出数が目に見えて多くなり

テキトーでも
挿絵を描いたメニューに
注文が集中するようになりました



これは恐らく
「今日はコレを是非食べて下さい」
という熱意が
お客さんに伝わり始めたのではないか

…ということで
ちょっとクオリティを上げてみようと
意識するようになったことが
スタートラインだったと思います



練習したり習ったり
する訳ではないですが
毎日毎日、メニューを描き続けました

当然メニュー描きだけが仕事じゃなく
営業開始前には
食材資材の収納も
仕込みも
商品のレジ登録もある中で
多くの仕事と並行しながら



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下書きをせず直接描くのは
時間がもったいないから



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毎日、短時間で仕上げることを目的に
ぶっつけ本番で挑む中で

「注文したくなる」画や文字を
表現する力がついていきました



これはアートや芸術作品じゃなく
あくまでも商業ツール

才能とかセンスとか
そういう話ではなく
仕事として費用対効果を求める気持ちと
継続する根気さえあれば
身に付く力です



アニメ SHIROBAKO
ベテランアニメーターが

速く描くには上手く描く
上手く描くにはいっぱい描く
いっぱい描くには速く描く

…みたいな表現を使っていた
記憶がありますが



毎日描く
最速で描くからこそ
力がついて
その仕事が
苦痛ではなくなりました


そして何よりも目的が

「キレイなメニュー」じゃなく
「たくさん注文してもらえるメニュー」

「メニューを描くこと」じゃなく
「メニューを売ること」

だからこそ
評価してもらえるように
なったのかなと思います



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