釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

魚食普及の正義とは

ゆむしです



地域おこし協力隊
「水産振興」担当として
活動し始めて1年

「皆さんお魚を食べましょうよ」という
「魚食普及」につながるメッセージを
お魚、お料理、地域文化などの
紹介とともに発信してきました


…ただ誤解を招きたくない部分が一点

「無理して食べる必要はないですよ」
ということを理解して頂きたいですね



食糧自給率が…
栄養が…
第一次産業の保護が…
なんて小難しいことは
一切考えておりません

つまりゆむしのスタンスは
食べる「べきだ」という立場には
ならないということ



好きじゃないなら食べなくて良いんです



ゆむしの子供の頃は
「好き嫌いなく何でも食べなさい」と
教えられてきました

自身は全く好き嫌いがなく
美味しくないものでも
全然食べられるというタイプでしたので
苦労しませんでしたが


嫌いなものを食べれなくて
給食を終わらせてもらえない
子供がたくさんいました

かわいそうに
毎日漏れなく出てくる
牛乳が苦手な子供は
給食の時間が地獄だったことでしょう


ただ、当時はそれが
当たり前だと思っていました

食べるものを「選ぶ」ということが
まだまだ難しい時代でしたから
「好き嫌い」を克服しないと
栄養をちゃんと摂れなかったのでしょう



あれから30年
時代は変わりました

様々な栄養素のサプリメント
ドリンク
そして「完全食」というものすら
登場しました



そして
「大人の好き嫌い」が
世界的な大ブームになりました

マクロビ?
ヴィーガン

もちろん悪ではありませんし
食べるものに拘りを持つことで
人生が豊かになるという考え方も分かります

その上でゆむしは
「大人の好き嫌い」と
呼んでいます


「好き嫌い」は悪ではなくなった
との認識ですね



魚食普及の話に戻りますと

見た目が気持ち悪いからとか
生臭いからとか
魚が苦手な人がいるとして
それを「克服すべき」と
論じることは乱暴だと感じるのです


魚にたくさん含まれる
不飽和脂肪酸やカルシウムなども
別にサプリか何かでとりゃあ良い話



たまにテレビの食レポコメントで聞く

「このウニ、クセがなくて
ウニが苦手な私でも食べられます」

…いやいや、ウニ苦手なら
ウニ食わなきゃ良いですやん
高いんだから



魚食べる人が立派とか
野菜食べる人が立派とか
そういう話じゃないんですよ



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ゆむしの魚食普及に関する
メッセージの正しい意味合いは

「魚を食べるということは
こんなに楽しいんですよ」

ということなんです

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