チャリをフェでいただきます
ゆむしです
島の漁師さんから頂いた
スズメダイを
調理していきましょう
いっぱいいるなー
とりあえずはウロコをとって
三枚おろしに…
スズメダイは最大でも
体長15cmくらい
小出刃がないと結構大変
しかも、肋骨が硬くて長くて
範囲が広い
肋骨をすき取ると
残る身はちょびっとです
歩留まり何％やねん
家庭用の台所は
低くて腰が痛いので
休憩を挟みながら
コツコツ地道にさばいて
甘酢に漬けて冷蔵庫へ
数匹残して
違うさばき方をします
頭と内臓を取り除いて洗った後
キッチン鋏で
背鰭と尻鰭、肋骨をカットします
そして頭方向から
薄く輪切りにしていきます
「せごし」の切り方ですね
硬い背骨を
「ゴリッ、ゴリッ」と
ぶった切っていき
氷水で締めます
脂が白く固まって浮いてきます
どんだけ脂乗ってんねん
冬の魚かと思うレベルです
スズメダイを和える調味料は
コチュジャンとお酢
醤油、砂糖で味を調整
ホルモンのセンマイ刺につける
酸っぱ辛いタレのイメージ
そう
韓国料理です
「チャリフェ」という
済州島の郷土料理
韓国語でスズメダイは
「チャリドム」
刺身など魚や肉を生で食べる料理は
「フェ」
というらしいので
そのまんま
「生で食べるスズメダイ」
という意味ですね
辛味と酸味という
パンチの効いた味付けですが
スズメダイの旨味が
しっかりわかります
背骨の部分はやはり硬いですが
長さがないので
安心して噛めます
ゴリゴリ噛んでいると
骨からさらに旨味が
染み出してきます
噛みしめて味わいながら
お酒を飲むにはぴったりの
おつまみになりました
さばくのは面倒な魚ですが
旨味は高級魚レベルです
ただし、盛夏以降は
一気に味が落ちるのでご注意を
6月いっぱいぐらいまでは
美味しいスズメダイが味わえます
