笠戸島で魚を学ぶ
ゆむしです
底引き網漁の件が
ネタ豊富過ぎているので
箸休め的に
違う記事を
「笠戸島」を
ご存知でしょうか?
本土とは橋で繋がっていて
下松市に属しています
先日、この笠戸島にある施設を
見学させて頂きました
下松市栽培漁業センター
一言で表現すると
「魚を育てている施設」ですが
水産振興というテーマの中で
重要となる機能をたくさん持っています
小学校の社会科を思い出してみましょう
「栽培漁業」と「養殖漁業」の違い
栽培漁業は卵から稚魚の期間
「外的に食べられてしまいやすい期間」を
人間の手で守りながら育て
生きる力がある程度ついてから
自然(海)に放して増やすこと
養殖漁業は出荷できるサイズに
成長するまで自然(海)に放さず
育てきること
下松市栽培漁業センターには
その両方の機能があります
つまり、その両方の技術が
常に研究されているということです
まずは魚を育てるのに
絶対的にに必要なもの
「水」です
施設の裏側が海になっていて
地下から海水を汲み上げ
濾過してゴミを取り除き
その後殺菌されます
キレイな水で育てられるんですね
この施設内はもちろん
衛生管理が徹底されていますが
ガラス張りになっていて
外から見学できるんですね
一般公開もされています
↓施設HP
https://www.ksai.info/
※現在、コロナウィルス関連で
開館状況に変更がある場合があります
詳しくはセンターにお問い合わせ下さい
続いては…
笠戸島といえば
「笠戸ひらめ」
このセンター内で
養殖されています
こちらが「笠戸ひらめ」
暗い中で緑色のライトが…
実はこの光の下で育てると
早く成長するらしいんです
これは初めて知りました
勉強になります
ただ、これだけで終わらないのが
下松市栽培漁業センター
「食育」の為の施設としても
機能が充実しています
キレイなセミナールームや
調理実習室もあり…
笠戸島近海の魚と
触れ合いながら学べる
大きなタッチングプール
これはもう
「海のテーマパーク」
というレベルですよ…
さらには…
ここでしか買えない
ご当地ベア
クマがネコかぶって
ヒラメを抱えてます
生物が渋滞してますが(笑)
カワイイですね
見学しながら職員さんに
たくさんお話を伺いました
ただ魚を増やして獲って
売ればいいだけじゃない
漁業・水産業を継続するためには
魚を売って出る利益を
地域に残さなければならない
地域が、漁業・水産業が
衰退してしまうと
魚の供給が止まってしまう
魚を乱獲すれば漁場が衰退するのと
同じ構図になる
魚を獲るのも育てるのも「地方」
だからこそ
その地域の魚は
できるだけ
その地域で楽しんでもらいたい
それが「地産地食」
笠戸島の魚は
笠戸島で味わってもらいたい
それが最大の価値になる
なるほど…
地域おこし協力隊として
水産振興を担当しているゆむしには
ドンピシャすぎるテーマでした
ありがとうございました❗