釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

地域おこし協力隊の気付き①

ゆむしです



1月31日付けで
3年間の任期満了となり
地域おこし協力隊を退任しました



たくさんの方々のご支援のおかげで
とりあえず退任後もこの地域で
チャレンジしてみたいことが見つかったので
周防大島に住み
活動を継続したいと思います



3年間あっと言う間…という印象ではなく

地域で起きていること
日本で起きていること
世界で起きていること

コロナ禍、戦争、物価高
そういう背景があったからこそ
浮き彫りになった部分もあり

様々な考察をじっくりと
させてもらえる環境だったと思います


特に大きな学びだったのは
「行政」とは何者なのか
「予算」とは何者なのか

田舎だからこそ
日本の社会の縮図が
良くも悪くも
可視化されているのが興味深く

例えば「税金」が
何に使われるのか、誰が喜ぶのか
使った責任を誰が負うのか
はたまた負わない仕組みにするのか
これが良く見えます


都会でバリバリ働いていると
税金は自動的に取られていくだけで
使われていることを実感する機会は
ほとんどありませんが

田舎に移住することで
経済・社会を背負う側から
背負われる側に視点が変わると

こんなことまで税金使って助けてくれるの?

とか

国や都道府県から田舎に回されてくるお金って
こんなに「貰えて当然」と認識されてるの?

とか

ダイレクトに実感するような出来事が
目の前で起きるんですよね



減税できない理由や
GDPが伸びない理由や
少子化になる理由が

なるほどこういう構造なのかと

登場人物が少ない分
因果関係がシンプルなので
本当に分かりやすい

そして悪意があって巧妙に動いている人が少なく
みんなそれが通常運転として
ほんわかした空気の中で起きているので
見えやすい


欲しがれば欲しがるほど
取られるのが税金

どんどん欲しがらせるために
「貰える」経験をさせていく

コロナ禍でそれが一気に加速し

もはや
「生活が苦しいのは自分ではなく政府の責任」
と認識してしまう末期症状の日本



田舎の役所は
粛々と役割を果たしている
善良な人たちが
日々の業務に追われているので
大きな問題に取り組む余裕がない

田舎の議会は
上の議会の先生方の目があるので
大きな問題には触れられない

地方自治」の本当の姿

地域おこし協力隊3年間で
一番学べたことは
社会学」だった気がします🤔


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