釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

温泉地の現在と未来

ゆむしです



日本は火山大国であり
「温泉大国」

国内旅行といえば温泉旅行‼️

…だったのは昭和のお話



平成になると
源泉の質がどうこうよりも
清潔で快適な入浴に特化した
スーパー銭湯」が人気になり

令和の時代には
まさかの「サウナ」が大ブーム


「入浴」の質で考えると
昭和ツーリズムの根幹を支えた
「温泉」はもはや役割を終えたと
言われても不思議ではありません



そして地方の有名温泉地の
真の目的となっていた…と思われる

「スケベぇテーマパーク」
としての側面が
現代の文化には合わなくなってきたのも
温泉地衰退の大きな原因です

出張、接待、社員旅行
ストリップ、ピンクコンパニオン…


スケベぇ部門が高得点であればあるほど
温泉地が栄える

…という時代が終焉を迎えたのです



ゆむし自身も正直
高い金出してまで泊まりに行きたい
場所だとは思いませんでしたが

ある温泉街にたまたま立ち寄って

あれ?
生まれ変わろうとしている
温泉街があるぞ?

と、感じることになりました



日本三古湯に数えられる
レジェンド温泉

愛媛松山の「道後温泉


まだまだ過渡期ではありますが
「まちづくり」の方向性として
多様で明るくてクリーンな客層に対して
ウェルカム体制を構築しようとする
ポジティブな空気が伝わってくる
そんな温泉街になっているんですよね

インバウンド
若年層
女性

…そして新ジャンル
「コンテンツツーリズム」


スケベぇおじさんホイホイを
卒業した温泉の新しい姿が
そこにはあります


明るくて入りやすくて
オシャレなお店が並ぶ商店街

カフェやスイーツショップが充実して
マンネリ化したイオンモール
専門店街よりも
よっぽどワクワクします


温浴施設もこの外観✨

…まあ、色使いに
多少のスケベぇ感はありますが(笑)
清潔で安心感があります



内湯の壁画が
プロジェクションマッピングとか
インバウンドを意識した仕掛けは

「ナイスファイト」と
言いたくなるチャレンジですw




そして「温泉むすめプロジェクト」

観光庁などが絡んで
都道府県の有名温泉地に
「キャラクターデザイン」が
バラ撒かれたこの企画


これがまたよくできた施策で

成功させるためには
そのキャラクターデザインを
本当の「キャラクター」に育てるための
地域のポジティブアクション
必要なんですよね


コンテンツツーリズムの本質を理解し
キャラクターを魅力的に磨き
ファンを増やして
チャンスを「育てよう」と
アクションしている温泉と

ただ「作って貰ったもの」として
デザインのまま置いてある温泉に
二分されているのが
客観的に見て面白いところです


道後温泉は前者の代表であり

我らが山口県の2つの温泉は
今のところ後者になってます





そしてなんと
温泉むすめの公式ガイドブックが
出版されることになりました‼️



…おわかりいただけただろうかw

このガイドブックのページ割や内容は

広告料次第でもなければ
平等割りでもなく

温泉むすめに関連させた
魅力を生み出すアクションを
どれだけ積極的にしたかによって
明確な序列が生まれます

ガイドブックに掲載できる情報が
現状「ある」か「ない」かなので
出遅れた地域はぐうの音も出ないですね


…なんて公平な序列なんでしょう‼️

頑張る人や地域が
根拠ある実績に応じて
優先的に報われる仕組みです


観光関連のコロナ対策バラ撒き政策から
未来に繋がる匂いが
全く感じらられない中で

唯一に近い希望のモデルかもしれません



未来に繋がる集客に対して
敏感で真剣でチャレンジャー

温泉の成分がどうなのかに関わらず
そのワクワク感を通じて
道後温泉のファンになりつつある
ゆむしでした♨️

ちなみに
道後泉海ちゃんは

道後温泉観光親善大使にまで
任命されているそうです

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