ゆむしです
今日は漁師さんに
「活締め」を習いました
①脳締め
②血抜き
③神経締め
というステップで
魚を締めていきます
ゆむしも神経締め用ワイヤーは
個人的に持っていて
ロッドケースに入れてありますが
神経締めをしたくなる魚が
釣れていないので
なかなか出番がありません(笑)
いざという時のために
プロの手順と手際を
教えてもらいます
使うのは
今が旬の「真鯛」
贅沢な教材です
まずは「脳締め」から
当然鯛はまだバリバリ
生きているので暴れます
タモの中で動きを制限し
しっかり押さえることが
安全な脳締めのコツ
ちなみに結構
執拗にグリグリグリグリ
やります
脳の一部だけしか潰していないと
身体の半分だけ急に動いたりして
危険なこともあるそうです
続いては血抜き
エラの後側の膜
上部に軽く切れ目を入れ
海水に浸けて血を抜きます
この時点では
心臓はまだ動いているので
心臓のポンプ機能を利用して
自然に出血させます
ちゃんと出てますねぇ…
5分ほど血抜きしたら
次は神経締めです
尾の付け根の鱗を取り
骨を切断します
この時切り口を
海水で軽く濯ぐと
心臓から遠い場所に
残った血が抜けます
骨の真下に血管
真上に神経が通っているので
神経にワイヤーを通します
ワイヤーを入れると
ビクンビクン動くので
魚体を押さえながら
一気に差し込み
額の内側に
ワイヤーの先が
カツンカツン当たるのを
感じながら
神経をしっかり破壊します
魚体が全体的に白っぽくなります
神経締めをしたら
氷水で冷やします
魚が死ぬと体温が一時的に上昇し
腐敗しやすくなるので
体温を下げる目的だそうです
大変勉強になりました
お気づきかもしれませんが
刃物を刺すのは
全部魚の右半身
魚は頭を左側にして
左半身を表にして扱うので
左側には傷をつけないのが
プロの仕事ですね