釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

活締めを習う

ゆむしです



今日は漁師さんに
「活締め」を習いました

①脳締め
②血抜き
神経締め

というステップで
魚を締めていきます


ゆむしも神経締め用ワイヤーは
個人的に持っていて
ロッドケースに入れてありますが

神経締めをしたくなる魚が
釣れていないので
なかなか出番がありません(笑)


いざという時のために
プロの手順と手際を
教えてもらいます



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使うのは
今が旬の「真鯛
贅沢な教材です


まずは「脳締め」から

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当然鯛はまだバリバリ
生きているので暴れます

タモの中で動きを制限し
しっかり押さえることが
安全な脳締めのコツ


ちなみに結構
執拗にグリグリグリグリ
やります

脳の一部だけしか潰していないと
身体の半分だけ急に動いたりして
危険なこともあるそうです



続いては血抜き

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エラの後側の膜
上部に軽く切れ目を入れ
海水に浸けて血を抜きます

この時点では
心臓はまだ動いているので
心臓のポンプ機能を利用して
自然に出血させます


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ちゃんと出てますねぇ…



5分ほど血抜きしたら
次は神経締めです

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尾の付け根の鱗を取り
骨を切断します


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この時切り口を
海水で軽く濯ぐと

心臓から遠い場所に
残った血が抜けます


骨の真下に血管
真上に神経が通っているので
神経にワイヤーを通します


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ワイヤーを入れると
ビクンビクン動くので
魚体を押さえながら
一気に差し込み

額の内側に
ワイヤーの先が
カツンカツン当たるのを
感じながら
神経をしっかり破壊します

魚体が全体的に白っぽくなります



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神経締めをしたら
氷水で冷やします

魚が死ぬと体温が一時的に上昇し
腐敗しやすくなるので
体温を下げる目的だそうです


大変勉強になりました



お気づきかもしれませんが
刃物を刺すのは
全部魚の右半身

魚は頭を左側にして
左半身を表にして扱うので
左側には傷をつけないのが
プロの仕事ですね


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