釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

教育とは何ぞや

ゆむしです



基本水曜定休のゆむし
最低週1日くらいはゆっくりして
趣味の釣りを楽しんでおります


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本日も、県内某所の
防波堤で
フカセを楽しんでおりましたが


ジャージを来た高校生たちが
20人くらいぞろぞろとやってきました


おいおい
壮大なスケールのオヤジ狩りか🤣?


…という訳でもなく
「こんにちは」と
元気に挨拶をしてくれて
何人かは釣竿を持っています

最後尾には教員が2人引率
どうやら校外授業の一部のようです




ゆむしも周防大島の高校の
「総合的探究の時間」という
カリキュラムに
地域おこし協力隊として
参加させて頂いたことがありますが

コロナの影響で
修学旅行や林間学校等のイベントが
実施できず

教員の皆さんは
通常授業以外の活動を
様々な制限の中で
できる範囲で新たに組み立て
生徒さんたちの思い出や
学びにしたいと
尽力されています


防波堤での釣り体験も恐らく
そういう手探りのプログラム
なのかもしれません




サビキの仕掛けに
チューブタイプのコマセ
竿が短いので
サヨリ等の群れに
仕掛けを入れるのは難しそう


ゆむしのフカセも
アタリが止まってきた時間帯だったので

隣に釣りに来た子の前に
コマセを打って寄せてあげたり
こっそりオキアミをあげたり
棚を教えてあげたり
多少の協力を


この体験がきっかけで
海や魚に興味を持つ子が
増える可能性があるなら
良いことです😊


小一時間楽しんで
小魚でもぽつぽつ釣れて
めでたしめでたし

遠くにいる先生の
「片付けるぞー」の号令で
彼らも元気に戻って行きました




…はい、ここで事件です

彼らが釣っていた場所には
こぼれたコマセと
空になったコマセチューブの容器が

さあどうする?



どの子が放置していったのかは不明

生徒さんの前で
教員を叱りつけるのも可哀想



そもそも先生たちの専門は
数学とか古典とか英語とかのはず
釣りの安全管理やマナーを
知っているとは限らない

いや、もし知っていたら
20人の子供に
釣りをさせるのに
2人の引率では足りないと解るはず


救命胴衣も着ていない

当然ながら
海に突き飛ばす真似など
ふざけたい盛りの子たちです



……ああ

いちばんの被害者は
先生たちか

文科省に釣りを教える
ガイドラインなんてない

普段から釣りをやっている訳でもない

その中でもしも事故が起きたら
当然管理責任を問われ攻められる


それでも生徒たちに
学んで欲しい
体験して欲しい

遠くに行けないから
密になれないから

苦肉の策で決めた
釣り体験かもしれない



…そう思うと
誰も攻められません




この防波堤で
釣りを教えられるのは
ゆむしだけ



何人かの子を呼び止めて
ゴミを拾ってもらい
バケツとブラシを貸してあげて
コマセを洗い流してもらいました

先生は気まずそうに
「すいません」と一言



最近テレビで
キャンプやサバイバルをテーマに
「火の起こし方」は
毎日のように見かけます

しかしながら
どの番組でも
「火の消し方」や
「火を消した後の片付け方」は
放送しません



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釣り竿をたたんだ後も

釣場の清掃
ゴミの処分
釣り道具の塩抜き
メンテナンス…

「家に帰るまでが遠足」
ならぬ
「家に帰ってからも釣り」
です

次回は釣場の安全管理
「落水対策」について書きましょう

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