釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

庶民が楽しめる鯨めし

ゆむしです



それでは始めていきましょう
庶民でも
お酒を飲まない人でも
ご家庭で楽しめる

「鯨めし」



まず1品目はこちら


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ハッシュドビーフならぬ
「ハッシュドホェール」


クセのある肉
臭みのある肉

こういうお肉は
嫌な部分を抑える調理で
他の肉とは違う
独特の旨味になります

「個性的」な人財を
どう輝かせるかという
プロデュースに近い感覚


赤ワイン系の料理ということで
思い付いたのが
ハッシュドビーフでした


薄切りにした
イワシクジラの赤身を炒めると
こんな感じ

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見た目はもう「牛ハラミ」ですが
食感がめちゃくちゃ柔らかい

血液系の臭みは
赤ワインと合わせることで
「コク」に変身し
奥深い美味しさに

これは自分がお店やってたら
出したいメニューですね



続きまして2品目


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「くじらタコライス


ワイルドな獣肉系の風味が
ある鯨肉には

エスニック系のスパイスも
合うはず


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カルディコーヒーで売ってる
このシーズニングなら
一発で味がキマります


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牛よりもちょっとラムに近いような
野生味がタコライスには
絶妙にマッチします

挽き肉の食感は
柔らかくツナに近い
個性的なタコライスに仕上がりました

チーズにも負けない
鯨の味の存在感
これもアリですね

東京都心のランチタイムに
キッチンカーで売られていても
違和感のないオシャレさ



最後にもう1品


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粗挽きに近い大きさに刻んだ
鯨肉を甘辛く炊きます

山椒を加えて
有馬煮のイメージですね

出来上がった鯨そぼろ肉を


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五目寿司に混ぜて…


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くじら稲荷寿司

油揚げが
同様の甘辛お出汁系の味なので
違和感なく馴染みます

馴染み過ぎて他の2品と比べると
驚きのない自然な出来映え
昔からあったメニューのような
素朴な美味しさです



これらのメニューはすべて
「他の具材でかさ増し可能」なメニュー
1人前に使う鯨肉は多くて50g程度です

つまり100グラム300円という
国産牛肉並に高い鯨肉でも
50円~150円の原価

当然鯨以外の食材も使用するので
売価500円~1000円の売価と考えると
このあたりが落としどころ

…という訳です


さらには

薄切りや細切り、挽き肉などで
使うことにより
刺身の柵のように
形の整った部位でなくても
問題なく使えるという点で

原価を下げられる余地を
ちゃんと残してあります


鯨の解体を見たことはありませんが
骨周りの「中落ち」のような部分とか
美味しいのに流通していない部位が
ありそうな気がしています

骨でスープを取って
鯨骨ラーメンなんかも面白いと思いますが

とにかく食材は
「歩留まりを改善する」ことで
コスパが上がります


上質な高級部位を使って
見栄えの良い商品開発をしている人と
ゆむしの決定的な違いは
そういう部分です

その分、ゆむしの企画できるメニューは
売価1500円くらいが上限となっております(笑)


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