釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

名物みかん鍋

ゆむしです



周防大島の冬の名物といえば
みかん鍋

昨シーズンは、移住した直後に
年始イベントの振る舞いで食べたきり
…でしたので

今シーズンは実際に
お店で食べて体験しております


最初は「おもしろメニュー」として
称賛する程度の感想でしたが
最近「料理として旨いぞ」と
評価が変わってきました


その根拠がコレ

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「蜜柑胡椒」

すごく簡単に言うと
「柚子胡椒」のみかんバージョン
コレがめちゃくちゃ旨いんですよ

だいたいのお鍋では
こういうものは
別添えの薬味になっていますね



ところが「みかん鍋」には
デフォルトで入ってます

逆に入ってなければ
みかん鍋」ではないということでも
あります


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こちらは
周防大島の入口である「三蒲」地区にある
大島本陣茶屋さんのみかん鍋

野菜などは自由に入れられる
システムですが
周防大島観光協会が認定する
みかん鍋」の四大条件のうちの3つ

・「鍋奉行御用達」焼き印入りみかん
・地魚のつみれ
・蜜柑胡椒

は、出汁の中に
セットされて出てきます
(4つ目は食後のセットに)



四大条件以外は
それぞれのお店の特色が出されています



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大島本陣茶屋さんは
しゃぶしゃぶ屋さんなので
牛や豚などのお肉が主役



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お侍茶屋彦右衛門さんは
地魚などの海鮮と鶏肉の
「ちゃんこ鍋」系です


お出汁もお店ごとに特色がありますが
だいたいがスッキリ系の澄んだお出汁

昆布やいりこの出汁が多いのは
蜜柑胡椒との相性でしょう

味噌やキムチ、トマトやカレーは
今のところありません(笑)


具材を頂きながら出汁をすすると
皮つき蜜柑の良い香りと
ピリッと辛いみかん胡椒の刺激が
心地よく
身体もポカポカしてきます



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丸ごと入っているみかんは
皮ごと食べてください

懐かしの「きんかんジュース」のような
甘酸っぱく優しい味です

ただし…
皮の下の果汁は「激熱」です
表面が冷めてきたからといって
勢い良くかぶりつくと
舌が殺られますので慎重に(笑)



そしてお鍋といえば〆

みかん鍋の四大条件の最後の1つは

〆の「メレンゲ玉子雑炊」


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卵黄のオレンジ色と
小ネギの緑は

お気づきかと思いますが
みかんをイメージしております



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ふわふわ口どけの
絶品玉子雑炊ができました

…ここまでが「みかん鍋」です

くれぐれも
大島本陣茶屋さんでは
食べ放題のカレーで
雑炊前に満腹にならないよう
ご注意ください(笑)


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