釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

本物の漁師料理

ゆむしです



とんでもないものを
頂いてしまいました…

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周防大島
「生イワガキのキムチ」
です

今シーズン最後のロット
次に食べられるのは
来年の夏…


そしてなんと
漬け込み7日目という
しっかり熟成です

牡蠣漁師さんから
「今日明日が最高に旨いから」と
頂きました
ありがとうございます❗


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水分が適度に抜け
旨味が凝縮されています

カットして
ちびちびと頂きますが

腹の部分は
舌の上でとろけるような
滑らかな舌触り

ミルキーで濃厚な旨味が
口いっぱいに
広がります

キムチなので
ニンニク、唐辛子
塩、アミ塩辛など
味付けは濃いのですが

牡蠣の旨味は
それらに負けるどころか
全てを包み込み
大きな存在感を放ちます

最高ですわ~

足や貝柱の部分は
コリコリ、シコシコとした
食感があり
噛むほどに旨味が溢れてきます


韓国海苔で巻いて食べると
ゴマ油や海苔の香りが加わって
素晴らしいハーモニー

冷酒やワインに合います



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合わせたのは…

イタリアは
サルデーニャ島の白ワイン
「アラゴスタ」
※意味はラベルの通り「伊勢エビ」

微発泡でライトな味わい
…と見せかけて
余韻にしっかりとした
インパクトを残す強さのある
貝や甲殻類など
旨味の強いシーフードとも
しっかり合わせられるワインです



ゆむしはお酒を
「料理を旨くする調味料」
だと思っています

酔うためではなく
酒そのものを味わうわけでもなく
料理とのマリアージュを楽しみます

牡蠣キムチとアラゴスタは
素敵な組み合わせでした



もうひとつ

熟成真鯛も頂きました
適切な処理をされていて雑味がなく
強い旨味を纏っています

柚子胡椒ドレッシングと
ハーブソルトを合わせました


普通の白身なら
確実に味付けに負けてしまいますが

この真鯛の旨味だからこそ
この味を受け止めて輝ける
そんな一皿になりました

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こちらも最高に旨い
至福の晩酌となりました



これこそが
本物の漁師料理

自分で牡蠣を育て
牡蠣の呼吸、牡蠣の排泄など
生態について研究を重ねながら
水質、水深、水揚げ後の処理等
品質と安全に自信と責任を持てるからこそ

牡蠣を生の状態で
1週間後に食べるという
クロバット的提供が可能になります

これは本当に
牡蠣に全力を注いで
寝る暇を惜しんで向き合う
漁師さんにしか
できない芸当です

イデアだけ真似して
コピー生産できる商品ではありません


「パクれるもんならパクってみろ」
と笑う漁師さんの姿勢は

日々の努力と向上心で積み上げてきた
「ブランド」といえますね


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