本物の漁師料理
ゆむしです
とんでもないものを
頂いてしまいました…
今シーズン最後のロット
次に食べられるのは
来年の夏…
そしてなんと
漬け込み7日目という
しっかり熟成です
牡蠣漁師さんから
「今日明日が最高に旨いから」と
頂きました
ありがとうございます❗
水分が適度に抜け
旨味が凝縮されています
カットして
ちびちびと頂きますが
腹の部分は
舌の上でとろけるような
滑らかな舌触り
ミルキーで濃厚な旨味が
口いっぱいに
広がります
キムチなので
ニンニク、唐辛子
塩、アミ塩辛など
味付けは濃いのですが
牡蠣の旨味は
それらに負けるどころか
全てを包み込み
大きな存在感を放ちます
最高ですわ~
足や貝柱の部分は
コリコリ、シコシコとした
食感があり
噛むほどに旨味が溢れてきます
韓国海苔で巻いて食べると
ゴマ油や海苔の香りが加わって
素晴らしいハーモニー
冷酒やワインに合います
合わせたのは…
イタリアは
サルデーニャ島の白ワイン
「アラゴスタ」
※意味はラベルの通り「伊勢エビ」
微発泡でライトな味わい
…と見せかけて
余韻にしっかりとした
インパクトを残す強さのある
貝や甲殻類など
旨味の強いシーフードとも
しっかり合わせられるワインです
ゆむしはお酒を
「料理を旨くする調味料」
だと思っています
酔うためではなく
酒そのものを味わうわけでもなく
料理とのマリアージュを楽しみます
牡蠣キムチとアラゴスタは
素敵な組み合わせでした
もうひとつ
熟成真鯛も頂きました
適切な処理をされていて雑味がなく
強い旨味を纏っています
柚子胡椒ドレッシングと
ハーブソルトを合わせました
普通の白身なら
確実に味付けに負けてしまいますが
この真鯛の旨味だからこそ
この味を受け止めて輝ける
そんな一皿になりました
こちらも最高に旨い
至福の晩酌となりました
これこそが
本物の漁師料理
自分で牡蠣を育て
牡蠣の呼吸、牡蠣の排泄など
生態について研究を重ねながら
水質、水深、水揚げ後の処理等
品質と安全に自信と責任を持てるからこそ
牡蠣を生の状態で
1週間後に食べるという
アクロバット的提供が可能になります
これは本当に
牡蠣に全力を注いで
寝る暇を惜しんで向き合う
漁師さんにしか
できない芸当です
アイデアだけ真似して
コピー生産できる商品ではありません
「パクれるもんならパクってみろ」
と笑う漁師さんの姿勢は
日々の努力と向上心で積み上げてきた
「ブランド」といえますね