釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

不要不急を炙り出して浮かび上がるもの

ゆむしです



大雨が続いています
九州と比べれば小さいものの
周防大島も各所で土砂が流出する
被害が出ています

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現在進行形のコロナ対策に加えて、
豪雨災害という状況
財源が心配になります



一方、東京都心では
「夜の街」クラスターを含め
コロナウィルス感染者数が急激に増大
「感染者数」という数字が
危険度と100%一致しないことは
理解していますが
なんか嫌な感じの流れではあります



その中で個人的にいちばん怖いと感じるのが
「不要不急」の「不要」という概念

ホストクラブ
キャバクラ
風俗

…確かに、社会に絶対必要かというと
必要ないんですよね
一部の人間の「癒し」の為の業種なんです
「癒されなくても死なないでしょ?」
と言われれば、反論しにくいですね



財源には限りがあって
全てを守ることができないならば
要不要の優先順位で
不要なものを切り捨てる
この考え方は正論なんです

ゆむしはキャバも風俗も行かないので
擁護するつもりもなければ
メリットもないのですが
この正論の延長線上にあるものを
想像すると、
ちょっと寒気がします



医療は必要な業種
マニアの娯楽は不要な業種
そう言われればそうなんですよ

ただ、休業してもらうかどうかの基準は
感染の危険性であるべきで
業種で区切るべきではない気がします

感染対策をしていないキャバクラ
感染対策をしているキャバクラ
感染対策をしていない美容エス
感染対策をしている美容エス

どこで線を引くべきか?


そもそも
感染の危険性を高めてしまう場所は
一旦閉めてください
…という議論だったはずです

それがいつしか
「不要業種」として
「夜の街」が叩かれるようになりました

感染対策ちゃんとやってる店も
きっとあるはずです
ただ、業界として一括りにされて
叩かれる

基準がすりかわって
なんとなく好感度が悪いから
「夜の街」業種は不要という流れは
良くないと思うんです

風俗だって
合法である限りは
自由主義経済の中で
お客様の笑顔の為に
やってるはずです

「不要」と決めつけちゃあ
いかんような気がします



不要な業種というものが存在するなら
不要な地域というのもあり
不要な人間というのもいる


ゆむし自身も
不要な仕事をして
不要な地域に住んでいる
不要な人間だと言われれば
「そうじゃないですよ」と
証明するのはちょっと難しいです

「地域おこし協力隊」って仕事も
見方によっては結構「不要不急」ですから


ヤフコメは荒れてなんぼの
娯楽だとは理解していますが

「不要論」のブーメランは
結構危険な切れ味だと思う
今日この頃です