釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

雨ニモマケズ

ゆむしです



西日本は只今
豪雨による水害、土砂災害の
渦中におります

各地の被害が拡大しないよう
心よりお祈りしております



ゆむしの住んでいる
山口県周防大島町
島なので
氾濫するような大きな河川はないのですが
島の大部分が山林なので
土砂災害が怖い状況です

高齢者人口の多い地域だけに
情報共有や避難準備等
役場はバタバタしております

コロナ対応の件もそうですが
今まで「役所仕事」と
なんとなく批判的に捉えていた
公務員の皆さんの働きぶりを
実際に間近で見るようになって
考え方が変わり頭が下がる思いです

ゆむしも町役場所属の地域おこし協力隊として
微力ながら貢献しようと
頑張って活動しております



昨日は豪雨の中
クルマエビの種苗放流を行いました

島の南側の海は少々荒れていますが
北側は比較的穏やかです


今思えば、船酔いノックダウンの
4月の底引き網漁
あの時化は異常だったのではないか…

Hさんが果敢に闘うタイプだっただけで
何も知らないゆむしはあの時
とんでもない船に
乗ってしまったのかもしれませんw



少々ゾッとする回想の後
打ち付ける雨粒の中
ワークマンのレインウェアで
完全武装して挑みます


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こちらが4~5cmのクルマエビ

釣り人としての脳が「活き餌」を
飲食人としての脳が「かき揚」を
連想させますが…

今じゃないw

立派なエビフライのサイズになって
食卓に帰って来てもらうことが目的です


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水に浸けず籠に入っているだけなんですが
海老は生命力が強いですね
雨のおかげで乾燥しないので
やたらと元気です

こりゃ豪雨も悪くないな…


さらに、海には濁りが入り
メバルやチヌが目視で補食しにくい状況
厳密に言うと、海老の脚の振動を
側線の感覚で感知できるのですが…

海面を叩く雨粒の音や振動が
大量の海老が海中に落ちてくるという
魚たちにとっての
「ええじゃないか」状態
オカダカズチカの
レインメーカー」状態を
隠してくれるというのも
この荒天のメリットです



自然の強大な力は
人間を含めた生物にとって
生命を脅かす脅威でもあり
生命を守ってくれる存在でもあります
メリットもデメリットも
全部まとめて自然

不謹慎と言われればそうかもしれませんが
自然の中で生きるということは
人間にとって都合の悪いことも
当然あるということです

災害に備え自然を作り替える工事

平時には「自然破壊」と批判され
有事には「対策が不十分」と叩かれる

環境問題は本当に難しい
そう感じながら
エビちゃんたちを
見送りました

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