いりこサイズのイワシで①
ゆむしです
浮島のイワシ網漁で獲れた
今期初物のカタクチイワシを
分けて頂きました
だいたい7~10cmくらい
脂はあまり乗ってません
そもそも
脂の乗ったイワシは
皮が剥がれたり
脂が酸化して臭いが出たり
いりこの原料としては
まともに使えないそうです
生食するなら
脂が乗ってた方が良いですが
試しに生で食べてみましょう
小さいので丼一杯分の三枚おろしも
結構大変ですが
なんとか頑張りまして
醤油、みりん、おろし生姜に
20分漬けました
カタクチイワシの漬け丼
頬張ると
「生しらすの沖漬け」の味で
非常に美味です
それもそのはず
しらすはいわしの稚魚ですから
脂が少ない分
いくらでも食べられる
旨さです
ごはんと一緒にかっ込みながら
ふと思う
さばく手間がない分
生しらすの方が…
いやいや
今は目の前のイワシを
最高に輝かせることを考えよう
漬け丼を美味しくいただき
満足したあとは
残りのイワシの頭、内臓、尾を
取り除き
綺麗に洗って冷凍
加熱用に加工です
解凍すれば
天ぷら、唐揚げ、南蛮漬け
すり身にしてつみれにもできる
加熱料理用のカタクチイワシ
便利そうですね
内臓ごと冷凍すると
解凍した時に水分が出てしまうから
冷凍前に面倒でもひと手間が必要
冷凍すれば
好きなときに使える
好きなときに売れる
現在の技術なら
質を落とさず冷凍できます
プロトン凍結とかね
IQFなら調理ロスもほとんど出ない
町営アパートの小さなキッチンで
自分のメシを作っているだけですが
それを利用して
地域の海産物の価値を高めること
価値を知ってもらうこと
工賃含めて事業として成り立ち
継続できる商品をつくること
などなど
ひとり作戦会議をしています
それを知っている漁師さんが
お魚を提供してくれます
ゆむしは地域おこし協力隊として
役場の水産課に
勤務させて頂いておりますが
実は退勤後の方がより一層
地域おこし協力隊になります(笑)
そしてまた
次の料理が始まるのです…