釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

泥だらけのタイラギ

ゆむしです


船を降りて
大地と重力の有り難さを
全身に感じながら
とりあえず水分補給

堤防にもたれて
日向ぼっこをしていると
島の裏側の波が
嘘のようです

風も当たらず
暖かく
気持ち良い
ここには揺れがない…w

さて
ぶっ倒れてないで
タイラギ貝を剥いてみよう


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これでも小さい方です


タイラギ貝は

砂や泥の中に
「尖った部分からぶっ刺さっている」
状態で暮らしているそうです

底引き網で獲れるタイラギ貝は
殻が割れてしまうことが多いようです

漁師さんのお話によると…


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↑こうなるらしいんです




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中身はこんな感じ

泥が入っています


貝柱は…

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綺麗に洗うと…

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↑こうなったら美味しそうでしょ?

ホタテみたいですし
ちなみにヒモも食べられます

このタイラギの貝柱
想像以上に強靭な筋肉

食感はホルモンの「ミノ」みたいな感じ
噛むと貝の旨味がじわじわと出てきます

刺身で食べるなら
薄くスライスすることで
食べやすくなりますね


10個ぐらいもらったので結構な量です
貝柱だけで400gぐらい
ステーキ2枚分の貝柱
ホタテだったら
どんな値段になるでしょうか…

この海には
我々が知らない
とんでもない価値が
たくさん沈んでいます
そして、生まれ続けています

我々はそれを知る必要があります

マグロを獲らなくても
サンマを獲らなくても
イカを獲らなくても

海の幸は他にもたくさんある

我々がその価値を知ることで
それを食べることで
楽しむことで

マグロもサンマもイカ
一時的に獲らなくても
漁師さんは廃業しなくて
済むのかもしれない

もちろんそんな単純な考え方で
全ての問題が解決するなら
苦労はないのですが

我々が食べるなら市場に並ぶ
食べないなら並ばない
これが現実です


知らないものを知ることで
評価できるようになること

知らなければ評価できない

評価できないから
「値段がつかない」のです



私のミッションは

この海の価値を
知ってもらうこと
そして
評価してもらうこと

だから私は
漁師さんから頂いたこの海の幸を
自慢気に(笑)、美味しく、楽しみ
その価値をプレゼンしていきます


次の記事からは
そんな話がつづきます


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