釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

三連発①

ゆむしです



先日、県内某ダムでの出来事

バス釣りに関しては
素人に毛が生えた程度のゆむしが

バス釣り中級者以上が口にできる
「パターンがハマる」という現象を
経験してしまいました


先に結果を言っておきますと

同ルアー同リグ
同ポイント同アクションで
3投3ヒット
2キャッチ(48cm・46cm)

こんな成績は人生初

しかもおかっぱり
昼12時過ぎという
マズメとはほど遠いタイミングで…



決して腕が良い訳じゃなく
ルアーとリグと運



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レイドジャパンさんの
「Big2Way」サンドフィッシュカラー
1.8gジグヘッドワッキーです



減水時期に黙視確認した
水中ストラクチャー付近に
ふわふわフリーフォールさせて
着底後1分ほど放置

これだけ



ゆむしの経験や技術が
活かされているとすれば
過去の「ボウズ釣行」

釣れなくても
根掛かりやボイル
ベイトなどの情報が
ある程度頭に入っていると
戦術を絞りやすくやります



初めてなら
シャローのゴミ溜まりの下
カバー回りなどを
まず徹底的に打つようなポイントですが

過去に色々試しているので
護岸斜面中腹の
水中ストラクチャーを
まず狙います



1投目

フォール…

フカセ釣りで
仕掛けが馴染むまでを待つ感覚

Big2Wayは
比重が軽い方で
ジグヘッドワッキーにすると
抵抗が大きくなるので
超スローフォール


ラインが動くスピードを見ながら
ただじっとしているという
ルアーフィッシングらしからぬ釣り



実はこの釣りの意味がわかったのは
昨年の今頃

isseiさん「沈み蟲」での
小バス爆釣でした

それまでのゆむしは
「ルアーにアクションを与える」
という意識が強すぎて
フォールをあまり重視していませんでした

「沈み蟲」は
「ルアーのアクションを引き出す」を
教えてくれたルアー

デプスさんの
「ブルフラット」を使えるようになったのも
「沈み蟲」のおかげです



ラインが止まって
着底が確認できても
余分な糸ふけを取るくらいで
動かさず

張らず弛めずで待つ


…トン❗

…トン❗ スゥーッ


ラインが動いてから合わせると
一気に沖へ

デカいな…

エラ洗いに備えて
ロッドティップを下げ
横方向に角度を付け



ゴボゴボッ❗❗
巨大な口が見えた瞬間

Big2Wayが
手前に飛んで来ました


やってもうた………

ゴンサレス(50cmUP)かどうかは
わかりませんが
引き抵抗と頭の大きさから
それに近いサイズであることは確か

ビッグチャンスを逃した
痛恨のフックアウト



ラインを見ると
歯に擦れた跡の位置があり
どうやら口の中には
掛かっていたようですが

掛かり所が悪かったのか
合わせが不十分だったのか



とにかく
あぁ、このポイントは今日終わった…

この時点では
そう痛感しておりました


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雑魚の一瞬の輝き②

ゆむしです



まだちょっと時期が早い
もしくはサイズが小さいようですが

サンプルで釣ってきた
スズメダイを調理していきます



一品目は「あぶってかも」

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福岡の高級和食店で提供されるような
郷土系おつまみ

おかずというよりは
お酒の「アテ」ですね


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鱗も内臓も取らずに
そのまま塩漬けにして
焼きます

減塩志向の方は焼く前に
水洗いしてから

塩味も含めて日本酒などとともに
味わいたいなら
表面についた塩を
はたき落とす程度で

できれば炭火でじっくりと
焼きたいですね


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今回使用したのは
コールマンのファイヤーディスク

本来の用途は
薪を燃やす「焚き火台」なのですが
炭火焼きもできるように
「焼き網」も付属しています


問題は、焼き網から炭までの
距離(高さ、深さ)がないこと

そのまま焼き網に魚を並べると
すぐに焦げてしまいます


それを解決してくれるのがコレ


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「串焼上手」

串を固定する角度を
自由に変えられる
便利な金具です

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これで
炭から距離をとった
「遠火」調理が可能に


視覚的にも
まるごと串に刺さった魚は
「キャンプ感」が強く
テンションを上げてくれます


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じっくり時間をかけながら
表面をパリパリに焼いて完成

鱗付きなので
身に含まれる水分が外へ出ず
中の白身はふっくらジューシー
美味しい焼き魚です


…が、ベストシーズン
ベストサイズのスズメダイなら
ノドグロレベルに脂が乗り
とんでもない旨さになります

昨年体験したそれを
知っているだけに…

ちょっと残念


「普通に美味しい」程度では
わざわざスズメダイを食べる必要もなく
他の魚で十分


ただ、年に1回
産卵の直前にだけ
最高級魚レベルのクオリティにまで
のし上がる
雑魚の輝きを味わうことに
価値があるのです



二品目は煮魚

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鱗は取りましたが
内臓はそのまま

煮汁に内臓の旨味も出るようにして
「煮汁」が主役に


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スズメダイの煮汁そうめん


これは周防大島
昔から食べられていた
郷土料理とのこと

うどんや蕎麦ではなく
そうめんなのはきっと
旬の時期が梅雨~初夏
になるからだと推測されます


こういう「知る人ぞ知る」
ご当地料理は
結構魅力的に映りますね

子供の頃うんざりするくらい
食べさせられたという
地元の人にとっては

「悪夢のメニュー」
かもしれませんが(笑)

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雑魚の一瞬の輝き①

ゆむしです



大型連休も終わり
そろそろ…
スズメダイに脂が乗る季節

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昨年は漁師さんに
脂ギトギトの激旨スズメダイを頂き

刺身、せごし(チャリフェ)、酢締め
なめろう、一夜干し、燻製…
様々な料理を試作し

その美味しさを確信させて頂きました



今年は…
町内の飲食事業者さんからも
取り扱いたいと相談があり
地産地消の低利用魚料理として
デビューさせられるかな



…と、思いきや
今シーズンは
大きなスズメダイ
雑魚としてたくさん獲れる
メバルの刺し網漁に出る
漁師さんがほとんどいないとのこと



…これが海の難しさ

メバルが売れないならば
雑魚のスズメダイ
港に揚がることはない

なかなかうまくいかないものです



とりあえず情報発信のための
今年のスズメダイが欲しい

となると


船も漁業権も持たない
ゆむしにできるのは…

「釣り」くらいしかない‼️



久しぶりに
サビキ釣りのタックルを用意して

泳がせ釣りのエサ確保でしか
やらなくなったサビキ釣りで
まさかのスズメダイ狙い(笑)



まあ、堤防回りにウジャウジャいることは
見れば分かるんで楽勝でしょ


普段は餌取りとして
フカセ釣りの邪魔をされる厄介者
日頃の仕返しに
釣りまくってやろう❗



…え?


サビキ仕掛けを
奴等は見切っている❗

こんな大群でコマセを奪い合いながら
冷静だというのか❗❗



単純バカはこちら

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メバル(小)は
ほぼ無限に釣れる

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まあまあサイズのも混じり…



エサ取りのメバルをかわして
頭の良いスズメダイを狙うという
釣りの常識ではありえない
超クレイジーなコンセプトに🤣



サビキ仕掛けの動かし方と速度
棚を調整しながら

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ポツポツ釣っていきますが
かなり難しい上
サイズが選べない

目視では
丸々太った
美味しそうな15cm級も
たまに見えますが
10cm級が先に食い付き
ターゲットを狙い打ちするのは
至難の技

1時間弱色々試して…



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なんとか8匹確保


本気で釣ろうと思えば
サビキ釣りは非効率

「トリックサビキ」にすべき

というのが
スズメダイ釣りの
今回の結論


少々サイズに不満はありますが
とりあえず味を確認してみましょう

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楽しい季節の到来

ゆむしです



週間天気予報を見ると
雨マークが増えて来ましたね

憂鬱な雨でもあり
見方を変えれば
恵みの雨でもありますね


海釣りの雨は苦手です
ラインはコントロールしにくいし
コマセは濡れて固さが変わる

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東京時代は
釣りに行ける休日自体が貴重なので
嵐でなければ強行してましたが

なかなか大変な釣りです💦



…が、釣りの種類によっては
「恵みの雨」となる

ゆむしの場合は
バス釣り」がそうです



ボートフィッシングではなく
「おかっぱり」専門のゆむし

立てるポイントは
他のアングラーが
常に入れ替わり立ち替わり
ルアーを投げている場所


バスの警戒心は全開Max❗

まあ、その難易度で釣る(釣れない)のが
楽しかったりもするのですが


真冬の冷たい雨以外は
バスの警戒心を和らげる
プラス要因になります


まずは雨音と雨粒の波動
水面に近付くアングラーの気配を
隠してくれます

続いて「流れ込み」
陸上から雨水が流れ込む場所には
バスが餌にしている虫などが
一緒に流れてくる為
バスが補食モードで集まりやすくなります

そして決定的なプラス要因が
「釣りバカ」以外のアングラーを
寄せ付けないということ


雨の中集中力を切らさずに
釣り続けられるのは
ある種の変態だけ(笑)
ポイントの競争率は
自然に下がります



ゆむしは雨のバス釣りが好きです

もちろん
落雷リスクと落水リスクに対しては
しっかり準備し
無理せず冷静に判断するように
しておりますが



さてこの日は
降ったり止んだりのお天気

ポイントは案の定貸し切り状態

ライズは起きているので
バスがシャローに寄ってきていることは
間違いないものの
朝マズメはノーバイト

この状況は…


そうですね
腕が悪いんですよね💦


お昼に用事があるので
撤退の時間は決まってます

あと数投…


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スロープの先のどシャローに
変な波が立った❗


ダウンショットにしていた
BIG2WAYのシンカーを外し
ノーシンカーワッキーで勝負


着水して糸フケを取ろうとすると
糸フケがない…ということは

…もう食ってる❗


フッキングが決まり
杭周りでのエラ荒いに
ヒヤヒヤしながら耐える

でもそんなに大きくは感じない

30cmくらいかな…


抵抗を諦めたターゲットを
引きずってくると…



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意外と長い43cm
かなりスリムなシーバス体型でした


午前の部はとりあえずボウズ回避です❗



そして夕方

用事は済ませましたが
車に積んである
バスタックルが
カチャカチャ鳴る音を聞きながら
帰る途中


もう一勝負やるか❗
…と、別のフィールドに寄り道


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進撃の巨人」を思わせる
なかなか雰囲気のあるダム


ここは昨年夏の減水期に
ゴンサレスを獲ったポイント

水位は10m以上高いので
全く勝手が違いますが

水の中にある
斜面の角度や底の地質、地形は
覚えています


シャローで全く反応がないので
杭が沈んでいるはずのポイントに
ブルフラット3.8インチを
フリーリグで沈めます



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減水期を知らないと
絶対に狙わないであろう
広大な水面の下
水深10m程度のピンポイント

根掛かりリスクは
かなり高いです


その一投目

着底させて放置20秒ほどで
「ゴツゴツっ」

これはイメージ通り❗


「釣った」と「釣れた」は
嬉しさが違います

この一匹は確実に「釣った」感覚



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朝のよりちょっと太さのある
キレイな魚体


長さは…41cm
1日に40up 2本は
昨年の宇部丸山ダム
夕マズメの
ネコリグ2連発以来です❗


普通のバサーなら
特に喜ぶレベルではない
かもしれませんが

昨年春まで30cmすら
釣ったことのなかったゆむしですから

良い結果ですね✨


丸1年で
50upが2本
40upが6本

ボウズの日も多いですが
バス釣りも結構楽しい
山口ライフです


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魚肉生ハムをつくろう

ゆむしです



周防大島の海にたくさんいる魚
「ブリ」

カタクチイワシの群れが多い海域のため
餌が豊富で一年中いるようです

ブリはサイズによって
呼び名が変わる出世魚

関東では
ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西では
ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

大島で聞いていると
ヤズ→ハマチ→ブリ
と、呼ばれているようです


天然ブリといえば
富山の「氷見ブリ」に代表される
高級魚

…なんですが
実は高級魚なのは
寒ブリシーズンくらいで
比較的リーズナブルなお魚です


ブリは養殖が盛んで
対岸の愛媛をはじめ
九州あたりでも
美味しいブリが
育てられています

養殖ブリは天然ブリとは
味わいは違いますが
脂のノリや肉質がコントロールされていて
安定した美味しさがあり
冬以外は天然物より
高く評価されます


ということもあり
春~秋のブリ
特に小さめサイズの
ハマチやヤズは
かなり安く流通します


さてここからが今回の本題

安いハマチを高く売るには
どうすれば良いのか


もちろんボッタクリの話ではありません(笑)


お客さんにとって
いかに価値のある商品にして
販売するかというお話


今回は「塩漬け」に挑戦します

生の状態の身から
塩漬けによって水分を抜き
表面が傷まない(腐りにくい)状態で
中心部を熟成させていくという
「生ハム」の製法です


まずはたっぷりの潮をまぶして
冷蔵庫で一晩
およそ10時間寝かせます

表面の塩を洗い流して
水分を拭き取り
冷蔵庫で熟成させていきます


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こちらは熟成3日目の写真
表面が乾くとともに
艶が出てきます


7日目で試食したのがコレ

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表面は黄色く変色していますが
腐っているわけではなく
干物のようになっています

中心部はしっとりしていて
お刺身のようなみずみずしさは
ありませんが
まさに生ハムのような舌触りと旨味

高級珍味の味わいですね



そのままおつまみとして
ワインや日本酒に



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お茶漬けにも



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新玉ねぎをたくさん使った
サラダ風どんぶりも
絶品でした

表面をさっと炙っても
美味しいですね


これを安定した品質で製造できれば
ヤズやハマチの評価が
上がるかもしれません

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しばらくサボってました

ゆむしです



ちょっと更新をサボってしまいました

大型連休は
島内のレストランで
アルバイト勤務フル出勤


ゆむしの本業は
自治体に所属する
「地域おこし協力隊」ですが
この契約は
「パートタイム会計年度任用職員」
となり

本業に支障が出ない
公序良俗に反しない内容であれば
副業が許可されています

地域おこし協力隊のお仕事は
手取りで月14万円程度ですので
単身で生活していくだけなら
まあ、なんとかなるのですが

家族のいる方や
退任後事業を起こす計画の方は
副業が結構重要になってきます


ゆむしの場合は
収入面というよりも情報収集

地域のお客さんや
観光で訪れるお客さんが
どのような感覚で
どのような選択をするのか
これに対して常に敏感でありたいので
飲食店でアルバイトしています

もちろん、労働力として
地域経済に貢献する目的でもあります


公共の仕事と民間の仕事
両方の仕事をしていることで
地域を捉えるスピードは
かなり速くなりました

地域としての魅力や課題

町ではどうなのか
複数の町をまとめたエリアではどうなのか
県ではどうなのか

簡易的なSWOT分析のマトリクスが
なんとなく頭に浮かぶように
なってきましたね



とはいえ…
気づけば東京時代と同じくらい
働いていますので

そろそろまたバランスを整えようかと


アウトドア料理なんかも
定期的にやっていきたいですし
釣りに関しても発信したい


「密」を避けたアクティビティとして
キャンプやバーベキュー
釣りなどは人気になってきていますが

全国的に「マナー」の問題が
地元住民と観光客の摩擦を
生んでいることも事実です

実際見ていると
地元住民も観光客も同様に
マナーの良い人は良いし
悪い人は悪い


この問題の改善するには
「どれだけその場所を愛せるか」
しかないと思います

マナー良く使いたい場所
いつまでもキレイに保ちたい場所
汚したり迷惑行為をすると
罪悪感が生まれる場所

そんな場所にするためには
その場所の正しい楽しみ方を
発信することが重要です


そのためにも
この夏はうまく仕事量を
コントロールしながら
遊びテーマでも
発信を増やさないとな…



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美味しい海の幸がたくさんある
周防大島

今年は、組合の若手漁師グループが
SNSでの漁師めしや漁の風景など
海の魅力発信をスタートしてくれています


海の魅力を感じて
遊びに来てくれる
食べに来てくれる人たちを
立入禁止だらけの海岸で
迎えることになってしまうと
経済は確実に下降線に突入です

そうなる前に
手を打たないと…

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こんなご馳走もあります

ゆむしです



改造したミニ四駆のような
独特のフォルム
触った感じは
伊勢海老のような
ゴツゴツの固さ

甲冑のようです

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「ウチワエビ」という海老で
最大で25cmくらいになる
中型の海老


実はこの海老も
この海域でよく獲れ
人によっては
「伊勢海老より旨い」という
評価もあります



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洋食で登場するとこんな感じ
(周防大島 GrandCafe Seabreeze)



見た目がコレで
伊勢海老に近い味なら
超高級食材?

いやいやこれが
港の直売所で買うと
に2匹で500円


もちろん豊洲あたりで仕入れると
高級な部類に入りますが

ご当地食材が
卸売市場を経由せずに
地元で売られると
こんなもんです

何せ余計なコストがかからないから


地方の港で魚を買うと
「何でも安い」と
勘違いしている方も多いと思いますが
実は違います

一般的に人気のある魚は
市場に出しても高値で取引されるので
その価格を参考に値付けすると
スーパーの魚屋さんと
さほど変わらなかったりします


ただ、あまり市場に出回らない魚は
参考になる価格例が少ないため
余るよりは安く売り切りたいという
思いから
激安目玉商品になりがち
そういうロジックがあります


どうせ観光客しか来ないから
極限まで高く売ってやろうという市場も
有名観光地には見受けられますが

そういう施設はこの一年
インバウンド関連需要の崩壊で
痛い目を見ていますね


地方の直売所で
特に地域の住民が利用する施設は
常に良心的な価格

旅先で見分けるポイントは
「平日もしっかり営業している」こと

週末しか開けない
イベント的な市場は
ちょっと要注意ですね


後はやっぱり
「売っている人の人柄」で
判断してください

「海の男」といえば
くわえ煙草で柄の悪い…
というのは昔の話

美味しく食べて満足してもらいたい
という思いは
必ず立ち振舞いに現れます

見た目は三國志に出てくるような
屈強な大男でも
表情や話し方からホスピタリティが
読み取れますので(笑)



さて今回のウチワエビですが

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一匹が抱卵していました

ウチワエビの産卵期は
秋だと認識していただけに
ちょっとびっくり

まだまだ海の中には
謎が多いと改めて
実感しました…



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お味噌汁と


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お刺身で頂きました



甘味があって
舌触りもなめらか
絶品の海老です

伊勢海老を超えるか
…と言われると
微妙なところですが

値段で考えると
ぶっちぎりの圧勝ですね


山口といえば「下関の河豚」が
真っ先に思い浮かびますが

本当の山口はもっともっと奥深い
下手すると
長崎や富山に匹敵するような
シーフードパラダイス
なのかもしれません


ちなみに下関は水揚げの港で
対馬や韓国近海の魚が集まります
有名どこれはアンコウやノドグロ

河豚の養殖に関しては下松が盛んです


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