釣り好き食いしん坊が島に移住する話

関東で暮らしていた飲食業のおっさんが40歳でとある島に移住して地域のために頑張ってみるお話

広島の新ラーメン

ゆむしです



最近のラーメン食べ歩き
エリアは広島が多いです

引っ越して島の出口に近くなった分
広島もちょっと近くなりました



まずは広島市街、立町

今広島でラーメンといえば
すぐに名前が上がるであろう
「一麺天に通ず」グループ

その4号店
ベースは鶏白湯の
「1 chimen in 立町」さん


限定メニューで
牡蠣と鶏のマリアージュを楽しむことに

濃厚鶏白湯の後味に
牡蠣のコクがフワッと残ります

これぞラーメンの醍醐味
丼の中の芸術ですね



続いては
二郎インスパイア系
五日市の「今を楽しめ」さん

こちらも新しいお店ですが
「夢を語れ」グループの系列店とのこと

若くて元気なスタッフさんが
楽しそうに雰囲気を演出してくれています


味の方も文句なし
旨味の鈍器でぶん殴られるような
二郎系の魅力を堪能できますね



そして広島市役所前
こちらはまさにオープン直後の超新店


広島初(多分)のスパイスラーメン専門店
「情熱の雫」さん



スパイスパクチーラーメン


コレはありそうでなかった
新ジャンルの美味しさ

スープカレーのような
麻辣鍋のような
とにかく色々なスパイスの香りが
立体的に調和しているスープ

シャープな辛さはさほど感じないものの
額にじんわり汗をかく
不思議な感覚


銀座「はしご」さんで初めて
「だんだんめん」を食べた時の衝撃に似た

「言葉にしにくい独特の美味しさ」に
ハマっていくようなイメージです



瀬戸内に移住して3年
面白いラーメン屋がどんどん増える街といえば
松山が印象的だったんですが

直近1年で考えると
広島の勢いがスゴいですね

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米粉ラザニア専門店「コメラザ」

ゆむしです



1月に長門市仙崎にオープンした
イタリアンバル
米粉ラザニア専門店コメラザ」


オーナーシェフ
東京時代に一緒に働いたり
釣りに行っていた友人で
長門市地域おこし協力隊


ゆむしよりも全然若いんですが
仕事に取り組む熱意など
尊敬できる人なんですよね



お店の場所は
仙崎駅徒歩1分くらい?

駅正面の「みすゞ通り」入ってスグです



清潔感のある店構え


店内はテーブル3つとカウンター
明るくてカジュアルに使える
イタリアンバルです



まずはイタリアンビール「モレッティ

こいつか緑瓶の「ナストロアズーロ」で始めるのが
ゆむしのイタリアンバルの楽しみ方



オーナーおすすめの
「長州黒かしわのタタキ」

イタリアンだけに
タタキといえども
カルパッチョ


ついつい「ポテサラ」w
やっぱ酒場でコレあると
安心しちゃいますが

このリーフレタス
多分地元の農園のヤツだなと
ピンときました
さりげなく地産地消
散りばめてきてます😊


そしてビール飲み干した頃に
焼きあがったのが…

米粉パスタを使ったラザニア
「コメラザ」

小麦のパスタよりも歯切れがよく
重くないパスタなんですが
ソースがしっかり美味しいので
ジロリアンに片足突っ込むレベルの
グルテンフリークのゆむしでも
物足りなさは全然感じません

マーベラス





赤ワインと一緒に楽しみます🍷✨


何人かで行ったら
ボトルワインがオススメ

キャンティクラシコとか
ソアヴェとか
ガヴィとか
イタリアのカジュアル系ワインといえば
コレでしょという
イイ感じのワインリストになってました



同じ県内といえども周防大島からは
ほぼ旅行という距離なんで
あまり頻繁には行けませんが

近くにあれば普段使いしたくなるような
素敵なお店でしたよ👍

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初めての山口列車旅

ゆむしです



山口を斜めにぶった斬る
電車の旅

瀬戸内海から日本海を目指します


まずは山陽本線
柳井〜徳山〜厚狭


黄色い電車でGO



徳山〜厚狭は
一応新幹線もありますが
のんびり読書しながら
海を眺めてトロトロ


厚狭駅での乗り換えは
タイミングによっては
待ち時間が長いので

新山口(小郡)で途中下車して
ゆっくりお昼ごはん


ハンバーーーグ🍴



そして厚狭から
美祢線に乗り換え

一両電車

車両内にゴミ箱が設置されてます
田舎すぎてテロとは無縁の証

…平和だ😆


そして長門市に到着

目的地はあと一駅先の「仙崎」なんですが
惜しいところで終了

残りは20分ほど歩いて…


仙崎に到着


帰路の終電時刻は…18時
これは仙崎駅発なんですが

長門市まで1駅進んで
20分くらい停車しますw

ちなみにSUICAなどの交通系ICカード
大半の駅では使えませんので
山口県にお越しの際は
現金を多めにご用意ください😊

新幹線停車駅の新山口駅ですら
在来線はICカード未対応でした💦


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激安の国産牡蠣②

ゆむしです



岡山県備前市
日生(ひなせ)地区のご当地料理
「カキオコ」


牡蠣の産地ゆえ
規格外や傷物の牡蠣が
お肉よりも安く手に入るため

お好み焼き屋さんが
肉の代わりに
牡蠣を使い始めたのが
始まりだとか


ところが
ご当地グルメ」として
注目されてくると

規格外ではなく
大粒の立派な牡蠣を使って
高く売るようになる

もちろん商売としての
戦略なので否定はできませんが
本来の「ご当地感」「ストーリー」が
置き去りにされたようで
なんとなく寂しく感じます



不揃いの牡蠣でも
安く手に入れば
いかようにでも輝かせられるのに


牡蠣クリームコロッケ



牡蠣チャーハン



牡蠣クリームリゾット…


美味しいんだから
安いものはちゃんと安く流通させたら
みんな使うでしょうに


「シーフードは高いものだ」という
販売側のイメージ戦略こそが
「魚離れ」の根本的な原因だということに
そろそろ向き合って欲しいものです

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激安の国産牡蠣①

ゆむしです



牡蠣は高いです
特に国産は高いです

牡蠣専門店じゃなく
業務用で使うなら
お値段的にも
韓国産が現実的かもしれませんが

国内で「安い牡蠣」に挑戦している
地域海域があるとすれば
やはり広島だと思います


そもそも牡蠣は非常に
繁殖力の強い生き物で
形状や質にこだわらなければ
岸壁や消波ブロックなどにくっついて
勝手に湧いて育ちます

ならば何故高いのかというと
「品質」を上げるのに
コストがかかるからです


広島の場合は
長いロープにホタテ貝殻を通し
ホタテに付いて育った牡蠣を
クレーンで釣り上げ
ガラガラガッシャンと洗浄機にかけ
フジツボや海藻など不純物と一緒に
ホタテ貝殻の間隔を空けるために
ロープに通していた
プラスチックパイプも
海に流してしまいます

ここの分別をもっと丁寧にやるなら
価格は上がる

このプラスチックは
海洋ゴミ問題を論じる際に
よく槍玉に上がりますが

ある意味国産牡蠣が安く
食べられることの代償でもあります

もちろん海にプラスチックが流れることが
良くないという人が殆どですが
牡蠣の価格にそのコストが加算されても
その人たちが消費者として納得して
購買するか否かは別問題なので
難しいところです



あまりコントロールせずに育てると
強い個体は大きく育ち
弱い個体はあまり成長しないので
大きさにバラツキが出ます

大きさ不揃いの剥き身牡蠣が
冷凍で安く流通する
これが実はイイ食材なんですよね


もうちょっと高く評価されても
良い気がしますが…

やはり粒揃いの高い国産牡蠣の次は
「粒揃いの外国産」になります

日本人は本当に
「規格が揃ったキレイな製品」が
大好きですからね


…つづく

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地域おこし協力隊の気付き②

ゆむしです



全国で数えきれないほどの募集がある
「地域おこし協力隊」

ミッションの内容は
・情報発信
・イベント企画
・商品開発
・販路開拓
・魅力の可視化
…などなど

「移住者としての視点を活かして」
なんて言われつつも

一般的な会社ならみんな当たり前に
やっている普通の業務である上記の担当を

なぜ自治体は
まるで特殊技能であるかのように扱い
国の税金を使ってまで採用するのか


しかも自治体によっては
地域おこし協力隊の
情報発信内容を検閲、決済するところもあります

…いや、職員がその判断をできるなら
そもそもその人自身が発信した方が早いというか
費用対効果が高いでしょうよ

…という疑問


実際に体験してみると
なぜそうなっているのかが
判明しました



役所、行政は
「平等」でなければならない
という原則

これが原因なんですよね


例えば
地域の名物として
自治体がトマトをPRしたとします

するとナスの農家から
「なんでナスはPRせんのじゃ!」と
クレームが出る訳です



コロナ補助金関連の議論で
かなり表面化しましたが

公共のアクションに関して
自分は損しなくても
他人が得をすることが
とにかく気に食わないというのが
今の日本人の傾向

行政機関が特定のものを
PRすることは
できない訳ではないものの
やると面倒なことが起きてしまうから
消極的にならざるを得ないんですよね


だから
方針としては自治体が示しているものの
具体的な行動に関しては
「あいつ個人の視点でやってるんですよ」といえる
謎の人物「地域おこし協力隊」が
便利なんです


協力隊の活用が成功している自治体は
ちゃんとそこを理解し
隊員をサポート、管理していますよね

逆に失敗が多い自治体は
そもそも協力隊の利用価値を考えず
他の自治体の真似ているだけで
戦略がないから
隊員が暴走、反乱したり
ミスマッチで逃げたりするのでしょう

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地域おこし協力隊の気付き①

ゆむしです



1月31日付けで
3年間の任期満了となり
地域おこし協力隊を退任しました



たくさんの方々のご支援のおかげで
とりあえず退任後もこの地域で
チャレンジしてみたいことが見つかったので
周防大島に住み
活動を継続したいと思います



3年間あっと言う間…という印象ではなく

地域で起きていること
日本で起きていること
世界で起きていること

コロナ禍、戦争、物価高
そういう背景があったからこそ
浮き彫りになった部分もあり

様々な考察をじっくりと
させてもらえる環境だったと思います


特に大きな学びだったのは
「行政」とは何者なのか
「予算」とは何者なのか

田舎だからこそ
日本の社会の縮図が
良くも悪くも
可視化されているのが興味深く

例えば「税金」が
何に使われるのか、誰が喜ぶのか
使った責任を誰が負うのか
はたまた負わない仕組みにするのか
これが良く見えます


都会でバリバリ働いていると
税金は自動的に取られていくだけで
使われていることを実感する機会は
ほとんどありませんが

田舎に移住することで
経済・社会を背負う側から
背負われる側に視点が変わると

こんなことまで税金使って助けてくれるの?

とか

国や都道府県から田舎に回されてくるお金って
こんなに「貰えて当然」と認識されてるの?

とか

ダイレクトに実感するような出来事が
目の前で起きるんですよね



減税できない理由や
GDPが伸びない理由や
少子化になる理由が

なるほどこういう構造なのかと

登場人物が少ない分
因果関係がシンプルなので
本当に分かりやすい

そして悪意があって巧妙に動いている人が少なく
みんなそれが通常運転として
ほんわかした空気の中で起きているので
見えやすい


欲しがれば欲しがるほど
取られるのが税金

どんどん欲しがらせるために
「貰える」経験をさせていく

コロナ禍でそれが一気に加速し

もはや
「生活が苦しいのは自分ではなく政府の責任」
と認識してしまう末期症状の日本



田舎の役所は
粛々と役割を果たしている
善良な人たちが
日々の業務に追われているので
大きな問題に取り組む余裕がない

田舎の議会は
上の議会の先生方の目があるので
大きな問題には触れられない

地方自治」の本当の姿

地域おこし協力隊3年間で
一番学べたことは
社会学」だった気がします🤔


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